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相続税申告の際に税理士を選ぶ基準

かならず相続税専門の税理士に依頼すること

税理士は、どの専門分野を扱うかでやりとりするターゲット層が異なります。税理士事務所では企業向けの税申告や個人事業主の確定申告などを中心に取り扱っているところもあるため、個人の相続税申告の依頼は年に数回程度しか受けないということも多々あります。いくら税理士の資格を持っているとはいえ、経験があるかないかでは大きな差。できるなら、相続税申告を頻繁に請け負っている税理士事務所に依頼したいものです。税申告で損をしないためにも、経験豊富な税理士を選びましょう。

 

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相続税専門の税理士事務所の見極め方

相続税専門の税理士を見極めるためのポイントは、以下の4つです。

 

・事務所の規模だけで選ばない

何も分からない状態で税理士事務所を選ぶ場合、大型の事務所であれば安心できるのではないかと思ってしまう人も少なくありません。しかし、規模だけで選ぶのはあまり得策ではありません。大型であればサポート体制が充実しているかもしれませんが、実際対応するのは若手の社員である可能性もあるからです。一方、小規模な事務所であっても、相続税を専門に扱い、経験豊富な所長が直接丁寧に対応してくれるところもあります。

 

・月の申告実績数をチェック

税務署の特徴を知るためには、月の申告実績を確認するのもひとつの方法です。この場合は、相談実績ではなく「申告実績」を確認すること、そして、全案件の実績数ではなく、「相続税申告の実績数」を確認するようにしましょう。いくら月数百件以上の申告実績があったとしても、相続税に関係のない案件ばかりであれば、相続税実績をほとんど積んでいないということになるからです。判断の目安としては、「相続税申告を月10件以上請け負っているかどうか」を目安に確認するとよいでしょう。

 

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・トータル費用を確認する

依頼する税理士事務所を決める際は、依頼した場合のトータル費用を確認しておきましょう。税理士の報酬額は自由に設定できるため、依頼費用は税理士事務所によって大きく異なります。複数の事務所と比較して著しく安価な場合は、安かろう悪かろうの事務所である可能性があるので、こちらも注意が必要です。

税理士の報酬は、相続額によっても変わってきます。一概には言いづらいですが、財産総額に対する0.5~1.5%程度が報酬の相場と言われています。

お金の話はあまり積極的にしたくない気持ちもあるかもしれませんが、ここは必ず聞いておきたいところです。税理士へ質問する場合は、「税理士報酬」と「相続税の納税額」の2つを質問しましょう。税理士報酬が高かったとしても、相続税の納税額をおさえることができるなら、合計額で安くなる可能性があります。

 

・インターネットで検索してみる

依頼したい税理士事務所が絞れたら、念のためインターネットで口コミなどを検索することも大切です。書き込まれているすべてを信じる必要はありませんが、ひとつの目安として有効です。

 

担当者のこともしっかり調べることも大切

後悔のない依頼をするためには、担当してくれる担当者がきちんとした対応をしてくれそうかを見極めることも大切です。まずは、担当者が税理士資格を持っているかどうか、そして、相続税申告の経験が豊富であるかどうかを確認しましょう。

また、気持ちのよいやりとりをするには担当者との相性も大切です。対応が丁寧かどうか、スピーディーに対応してくれるかどうかという点からも判断するとよいかも知れません。また、日中忙しい人の場合は、夜や休日などでもスケジュール調整可能かどうかも確認しておきましょう。

 

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