おそうしき読本

さいごの「別れ」について考えよう。

column お葬式の「いま」を考える

VOL28

オーダーメイドのお葬式

最近、「オーダーメイド葬」という言葉をよく耳にするようになりました。9割が仏式と言われる日本のお葬式では、宗派の違いこそあれ、ある程度の形式が決まっているのは事実です。しかし、宗教離れが進むとともに、お葬式自体も自由な発想で行いたいという希望が増え、オーダーメイドのお葬式に対応する葬儀社が増えてきました。
オーダーメイドでお葬式を行った場合はどのようなことが出来るのでしょうか?ここでは、オーダーメイドのお葬式についてご紹介します。

一般的なお葬式

はじめにご紹介した通り、日本のお葬式は9割が仏式と言われています。宗派や地域によって多少の違いはありますが、仏式の祭壇は中央にご本尊を配置し、左右に供花や供物を配置します。

導師による読経のあと参列者全員が焼香を行い、出棺というのが一般的な流れです。もちろんオーダーメイドのお葬式も仏式やその他の宗教で行うことができますが、祭壇やお葬式の流れの自由度が、非常に高くなるのが特徴です。

オーダーメイドのお葬式とは

一般的な仏式のお葬式を行う場合は、ある程度の形式に添って内容を決めることになります。しかし宗教離れが進む中、一度も会ったことの無い菩提寺の住職にお葬式を頼むことに違和感を感じたり、そもそも菩提寺を持たなかったりする人が増えています。また、葬儀社に依頼する場合は、どの葬儀社でも大抵はセットプランが用意されており、セットプランを選んだほうが割安になるケースが多いため、ある程度形式の決まったお葬式になるという現状もあります。

そんな中、決まった形式ではなくもっと自由に、自分らしいお葬式にしたい、故人らしいお葬式にしてあげたい、と考える人が増えてきました。インターネットの普及によって情報収集が容易になり、内容や価格の比較検討が事前にできるようになったことも原因の一つと言えるでしょう。

無宗教葬、音楽葬などもオーダーメイド葬の一つではありますが、違いは葬儀社が明確に「オーダーメイド葬」として、プランニングを受付けるようになった事です。オーダーメイド葬を受付けているかどうかはホームページを確認すれば間違いありませんが、特に記載がない場合は直接問い合わせてみると良いでしょう。では実際にどのような内容がオーダーできるのかを見てみましょう。

オーダーメイドのお葬式の一例

読経の変わりに合唱、演奏などで故人を送る

仏式では導師が読経を行って故人を送りますが、オーダーメイド葬では必ず読経を行う必要はありません。故人が好きだった音楽を流したり、音楽が趣味だった場合は合唱や演奏で弔ったりすることも可能です。音楽葬に似ていますが、オーダーメイドのお葬式では一部のみ音楽を取り入れることが出来る部分では自由度が高いと言えるでしょう。もちろん読経を行うこともできますが、宗派ごとの葬儀の流れを全く取り入れないと、断られてしまう場合があるので注意が必要です。

 

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自由な発想の祭壇
オーダーメイド葬では、祭壇にも決まった形式がありません。例えば故人の生前の写真を年代ごとにパネルにしたり、遺品を博物館のように展示した中に棺を置くということも可能です。

花祭壇は一般葬でも最近よく使われるようになっていますが、祭壇の形式を取らず花をアーチのように並べてみたり、棺自体を花で覆ってみたりなど、決まった形式にこだわらずに考えることができます。

お別れの言葉
弔事のようにかしこまった内容ではなく、できるだけ多くの参列者に一言づつお別れの言葉をもらったり、カードに記入してもらったメッセージを司会者が読み上げることもできます。

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オーダーメイド葬の依頼の流れ

プランナーによるヒアリング

オーダーメイド葬のプランニングに関しては、葬儀社のプランナーが希望を一つ一つ確認していきます。まずはここで自分の希望やイメージを伝えます。予算や規模についても併せて伝えておきましょう。

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プラン作成

ヒアリング内容をもとに、プランナーがプランを作成します。

内容を確認し、修正や追加などがあれば再度プランを作成するといったことを繰り返しながらプランを確定させます。

 

契約

最終見積りを確認し、内容に問題が無ければ契約します。

オーダーメイドのお葬式はプランニングに多少時間がかかるため、生前予約しておくとスムーズのようです。オーダーメイドのお葬式に興味がある場合は、葬儀社に一度問い合わせてみると良いでしょう。

 

 

 

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