おそうしき読本

さいごの「別れ」について考えよう。

お葬式の豆知識

お葬式用語

樒とは

仏事にお供え物などとして使われている樒(しきみ)は、なぜ仏事に使われるようになったのでしょうか。ここでは、樒の意味や由来と、時代によって変わった風習や習慣についても併せてご紹介いたします。

 

樒とは

樒は、白い花を咲かせる常緑樹のことで、葉や枝から独特の香りを放つのが特徴です。シンプルでおだやかな見た目ながら、根から葉、花にいたるまですべての部分に毒が含まれており、特に果実にはアニサチンという猛毒が含まれているため、少量を食べるだけで死に至る危険性があります。「しきみ」という名前の由来は諸説ありますが、樒の実がもつ毒性から「悪しき実」と言われ、やがて「あ」が省かれて「しきみ」という言葉が定着したとされています。

 

樒2

 

仏事に使われるようになったのはいつから?

樒が仏事に使われるようになったのは、まだ遺体を土葬するのが一般的だった時代からです。土葬が中心だった時代は、埋葬場所を野犬などの動物が掘り返してしまうという問題が多くありました。そのため、動物が嫌がる臭いや毒を持つ樒を使い、埋葬場所の周りに植えたり枝を刺したりして対策をしていたことが、仏事に使われるようになった始まりと言われています。

 

悪霊除けや臭いを消すという意味も

樒が持つ独特の香りは、魔除けの効果や死臭を打ち消す効果もあるとして、仏事においてはお線香や抹香と同じようなものとして扱われていたようです。地域によっては、埋葬時や納骨を行う際に、樒を一本お供えするという風習もあります。

 

樒1

 

時代とともに変わる樒の取り入れかた

土葬が中心だった時代に仏事で使われるようになった風習は、火葬が中心になった現代でも色濃く残っています。通夜や葬儀ではお供えする植物として飾られたり、門樒として葬儀会場の入り口に飾られたりする他、墓地では墓石の脇に植えられることも多くあります。また、「悪霊を遺体に近づけないように」との気持ちを込めて、枕飾りの一つとして使用されています。仏式での供花は生花や花輪などが使われることが多くありますが、一部の宗派や地域によっては樒を供花として供えることもあります。このように、樒の取り入れ方には、地域の色や風習によっても違いがあります。

 

板樒、紙樒

会場や自宅に飾る花輪や門樒は、華やかではありますが、どうしてもある程度の場所を確保する必要があります。葬儀内容の多様化や葬儀会場の場所の確保が難しくなることが増えてきた現代では、門樒の代わりとして板や紙に墨で名前を書いたものを使用することが増えてきています。板樒や紙樒は、葬儀会場の受付で一定の金額を支払えば、すぐに名前を書いて掲示してもらうことが可能です。樒を飾るという意味は残しつつも、利便性を併せ持った方法として定着した習慣と言えるでしょう。

但し、地域制や葬儀会場によっては、板樒、紙樒の風習が無い場合もありますので、事前に問い合わせをしておくことをお勧めします。

 

 

その他の記事を見る
お葬式の費用ss お葬式の費用

>最新記事を見る

エンディングノートを作ろうss エンディングノートを作ろう

>最新記事を見る

生前予約ss 生前予約

>最新記事を見る

お葬式の準備 TOPへ

お葬式の種類ss お葬式の種類

>最新記事を見る

お葬式用語ss お葬式用語

>最新記事を見る

宗教と宗派ss 宗教と宗派

>最新記事を見る

お葬式の豆知識 TOPへ

]喪主・施主のマナーss 喪主・施主のマナー

>最新記事を見る

参列者のマナーss 参列者のマナー

>最新記事を見る

その他のマナーss その他のマナー

>最新記事を見る

お葬式のマナー TOPへ

法要ss 法要

>最新記事を見る

お墓と仏壇ss お墓と仏壇

>最新記事を見る

遺品と取扱いss 遺品と取扱い

>最新記事を見る

お葬式が終わったら TOPへ

PAGE TOP