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仕事関係の親族の場合、参列する基準

お通夜やお葬式は、故人と最期のお別れをするセレモニーです。しかし、中には全く面識のない人のお葬式に参列するケースもあります。それが上司や部下、同僚など仕事関係の親族が亡くなった場合です。

自分にとってどういった関係性の人の、どの範囲まで参列すべきなのは悩むところですが、これは相手との関係性や親密度によって変わってきます。

順番に関係性とマナーをご紹介しましょう。

 

上司同僚01

 

上司・部下・同僚の場合

両親、配偶者、子供

仕事関係の親族の訃報があったら、その両親、配偶者、子供の場合はできるだけお通夜かお葬式に参列したほうが良いでしょう。それ以外の親族の場合は参列する必要はありません。参列するのはお通夜かお葬式のどちらかでかまいませんが、特に親密にしていて、自分の気持ちとしてどちらにも参列したいという場合は、両方に参列しても問題ありません。

 

どうしても都合がつかない場合
場合によっては都合がつかず、どうしても参列できないこともあるでしょう。
小さなお子さんがいて外出が難しい場合や、仕事の予定があって自分の都合では予定変更できないなど。訃報は突然やってくるものですから、こういったケースも十分にあり得ます。

その場合は弔電を送ったり、香典を郵送するか後日手渡しするなどして、弔意を伝えれば良いでしょう。
供花に関しては、職場関係ではあまり個人名で送ることはありません。部署名や事業所名で送ることが多いので、どうしても送りたい場合は総務や管理の部署に確認してみると良いでしょう。

 

職場でほとんどかかわりがない

逆に、面識はあるが本人とはほとんど関りがない場合はどうでしょう。
参列が負担になるが、同じ職場である以上参列しなければいけないのか?という疑問を持つ人もいるでしょう。

この場合は上記のように弔電を送ったり、香典を後日渡すなどすれば問題ありません。
同じ職場で参列する人がいれば、その人に預けて渡してもらうのも手です。この場合、後日お返しができるように香典袋には必ず住所を書くようにしましょう。
中には、香典は少額なのでお返しは不要というつもりで住所を記載しない人もいますが、その意思が明確に伝わらないと相手にとっても負担になってしまいます。お返しが不要と思ったら、その旨を書いた手紙を同封しておきましょう。

 

上司同僚02

 

取引先の親族の訃報

取引先の場合は、まずは会社に確認してみましょう。
ある程度親しい間柄であったとしても、企業の担当者の立場として関わっている以上、会社の方針を確認するのが先決です。
会社として香典や供花を出すことも十分にあり得ますし、弔電の手配などを頼まれるかもしれません。
参列は自分だけでなく、上司が同行する場合もありますし、部や事業所の代表者のみが参列する場合もあります。
会社として対応をする場合は個人として参列する必要はありませんが、自分の気持ちとしてお悔やみを伝えに行きたい場合は会社に確認した上で参列すると良いでしょう。

相手の負担にならないかという考え

ここまでは一般的なマナーについご紹介しましたが、少しでも関わった相手の親族のお葬式なのだから、参列するのは当然の礼儀だと考える人もいれば、故人とは面識がない人間がお通夜やお葬式に参列し、決して多くない香典を置いていくのはむしろ相手の負担になるのでは?と考える人もいます。
これは非常に難しい問題ですが、どちらも正解でも不正解でもありません。
たとえば親族が、ひっそりと見送りたいので参列と香典は辞退したいと希望する場合がありますが、こういった場合には無理に参列したり、弔問に押し掛けるのは避けたいところです。
このように人によって考え方もマナー違いますし、地域の風習もあります。自分の周りの人たちの考え方を参考にするとともに、一番に遺族の意向に配慮して対応することをお勧めします。

 

上司同僚03

 

 

 

 

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