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盲導犬の役割

盲導犬は、目が不自由な人に寄り添って安全な歩行を助ける役割を持っています。盲導犬と生活を共にしている人にとっては自分の一部のような存在です。

どこに行くときでも一緒に行動するため、当然ながらお通夜やお葬式にも同伴することになります。

 

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盲導犬と参列したいときは

 訃報を受け、お通夜やお葬式に参列する際に、盲導犬を連れて行きたいと考えている場合はどのようにすればよいでしょうか。お葬式の連絡には会場の情報も入っていますので、まずは葬儀場に連絡をしてみると良いでしょう。
基本的に断られることはありませんが、事前に連絡をしたほうが盲導犬と一緒に着席できる専用の席を準備するなどの対応がしやすくなります。
葬儀場ではこういった場合にどのようにすれば良いかをよく心得ていますので、配慮を持って対応してくれるでしょう。
また、喪家には葬儀場側から連絡を入れてくれますので、直接連絡する必要はありません。

焼香や会食は?

焼香に関しては、基本的に着席のままで問題ありません。葬儀場のスタッフが席まで焼香器を運んでくれます。焼香台に進む通路はどの会場でも特に広くとっているわけではないため、このような処置を取ってくれる会場が多いようです。

会食に関しては、喪家が問題なければ同伴して良いでしょう。

 

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喪主側が配慮できること

盲導犬を伴って参列される方に、喪主側が配慮できることは何でしょうか。

もし事前に親族や友人知人に盲導犬と一緒に参列する人がいることが分かっている場合は、葬儀場に連絡しておくと良いでしょう。

前述した通り通常の席は盲導犬と一緒に着席できるように配置されていないため、専用のスペースを作る必要があるためです。

他の参列者の中には犬が苦手だったり、アレルギーがあるという人がいる可能性がありますが、この際の対応も葬儀社に任せるのが一番です。
多くのケースでは、こういう方はまず葬儀場のスタッフに声を掛けますので、葬儀場側でその都度臨機応変に対応してくれます。

 

参列者のマナー

 これはお通夜やお葬式に限ったことではありませんが、盲導犬に慣れていない人はつい見つめてしまったり、知人とこそこそ話をしてしまったりしがちです。

その雰囲気が伝わると、せっかくの故人を偲ぶ場が台無しになってしまうこともあります。
また、犬が好きだからと犬を触ったり話しかけたりしてしまう人もいるでしょう。
こういった場合は過度に反応せず、変わらずふるまうのがマナーです。

 

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盲導犬として働く犬は非常に賢く、またよく訓練されていますので、お通夜やお葬式のように人が多く特別な場所でも落ち着いていつもと同じように行動します。
むしろ人間側のほうが慣れていなく、驚いたり騒いだりしてしまいがちです。
お葬式の場でお互いに気分よく過ごすためには、最低限のマナーを気遣う必要があるでしょう。

 

 

 

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