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夫、妻の家族は「姻族」にあたる

自身の両親や兄弟姉妹、祖父母、叔父叔母など血縁関係にある親戚のことを「血族(けつぞく)」と呼びます。これに対し、血の繋がりの無い親族のことを「姻族(いんぞく)」と呼びます。
「姻族」とは家族や親戚関係を指す言葉で、特に婚姻によって形成される親戚関係を指します。例えばある人が結婚すると、その夫、妻の両親や兄弟姉妹、祖父母、叔父叔母などが姻族となります。
夫や妻の家族と自分とは血の繋がりはありません。それでも、自分とその配偶者が婚姻関係を結ぶことで配偶者の家族と義理の関係が生じ、法律上は親族になります。

但し姻族となるのは配偶者と血縁関係にあるものだけになります。自分の夫や妻に取っては親戚でも、そこに血縁関係がなければ自分にとっては親戚にはなりません。たとえば、夫、または兄弟姉妹は姻族になりますが、その兄弟姉妹の配偶者は姻族にはなりません。

 

お通夜、お葬式には参列が基本

姻族である配偶者の祖父母が亡くなった時にお葬式に出るべきかどうかですが、結論から言うと参列するのが望ましいと言えます。一般常識的に、親族のお葬式には参列するのがマナーだからです。
民法では、親族を以下のように定義しています。

配偶者
血族六親等
姻族三親等

姻族の親等は、血族の親等と同じように考えます。配偶者の両親は一親等、配偶者の祖父母、兄弟姉妹は二親等、曽祖父母、叔父叔母は三親等にあたります。

配偶者の父母ならまだしも、祖父母となると頻繁に会うことはないかもしれません。同居していなければ、結婚時に一度挨拶したきり、ということもあるでしょう。それでも、一般的には参列するのが常識なのです。配偶者の祖父母は、義理の間柄とはいえ自分の祖父母でもあるからです。
都合がつく限り、参列するのが良いでしょう。

 

配偶者の祖父母のお葬式で忌引きは取れる?

既にご説明した通り、配偶者の祖父母は二親等にあたります。多くの企業では、二親等までを忌引きの対象にしていますので、忌引きを取れる可能性は高いでしょう。取得できる日数はおおよそ1~3日程度が一般的です。
但し、忌引きは法律で定められているものではなく、勤務先の企業がそれぞれに規定を設けているものです。規定によっては姻族の三親等は忌引き扱いにならないケースもあるようですので、詳細は勤務する企業に確認するようにしましょう。

忌引にならない場合は、有給休暇を取得してお葬式に参列することになります。
忌引で休暇を取る方法については、お葬式で会社を休む方法でご紹介していますので、参考にしてください。

 

諸事情で参列できないケースもある

配偶者の祖父母のお葬式には基本的に参列したほうが良いものの、やむを得ず参列できないケースもあります。以下にそのケースをご紹介します。

 

距離が遠すぎる場合

お葬式が行われる場所まで距離が遠すぎる場合、新幹線や飛行機などの交通手段を使ったうえで宿泊が必要なケースがあります。こういった場合は、家の代表として血族側の夫、または妻のみで参列するといったケースはあります。

妊娠中、もしくは小さな子供がいる

夫の祖父母が亡くなった際、妻が妊娠中、または出産直後、生まれたばかりの子供がいるなど、やむを得ない事情でお葬式に参列することが難しい場合があります。この場合は参列を見合わせてもマナー違反にはなりません。

仕事の都合がつかない

人が亡くなる時は急ですので、どうしても仕事の都合がつかない場合もあります。例えば国内や海外出張に比較的長期で赴いている場合は、やむを得ず参列できないケースの一つです。

体調を崩している、ケガで入院している

体調を崩していたり、ケガで入院していて外出が叶わないという場合も、お葬式に参列できないケースの一つです。インフルエンザや新型コロナのような感染症の疑いがある場合も、お葬式への参列を避けるべきでしょう。

 

いずれの場合でも、自分が参列できないことは事前に配偶者の実家に伝えておくようにしましょう。
直接でなくても、配偶者を通じてでも問題ありません。
地域によっては参列することが常識だと捉えられている場合もありますので、しっかり事情を伝えて理解を得て置く必要があります。

 

参列できない場合はお香典を包むべきか

やむを得ない事情でお葬式に参列できない場合、お香典を包む必要があるでしょうか?
結論から言うと、配偶者が参列し、お香典を渡すのなら別途で用意する必要はありません。お香典は個々人で包むものではなく、生計を共にする家単位で考えるものだからです。
配偶者と祖父母との関係性にもよりますが、孫の立場で渡すお香典の相場はおおよそ1~3万円程度です。

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