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友人の訃報を聞いたら

お葬式に参列した際、年配の参列者が「こういうのは順番だから」などと言うのを聞いたことがあるでしょうか。

人はいずれ死ぬもので、年長者から順番にこの世を去るという考えは誰しもが持っています。そのため子供が親より先に亡くなった場合は、「順番が違う」「親不孝」などと言われるのです。

しかし、実際には死は突然で、年齢の順に訪れるものではありません。子供が親より先にこの世を去ることもあれば、自分と同年代の友人が、若くして病気や事故で亡くなることもあります。

自分と同世代の友人や知人の死は大きな衝撃を感じると共に、どのように対応すべきか悩むところです。

お通夜やお葬式に参列すべきか

お通夜と告別式、どちらに参列する?」でもご紹介している通り、お通夜やお葬式に参列するかどうかは故人との関係の深さから判断します。

家族ぐるみでのお付き合いがあるなど、遺族との関係が深ければ遺族から直接訃報が入ることもあるでしょう。その場合は出来る限りお通夜とお葬式の両方に参列するようにします。

仕事や家族の事情で両方の参列が難しい場合もあるかもしれませんが、どちらかには参列するようにしたいところです。

一般的にお通夜は夕方以降、お葬式や告別式は日中行われることが多いため、仕事をしている人などは時間的に都合のつきやすいお通夜に参列することが多いようです。
いずれも難しい場合は、後日の弔問でお悔やみを伝える方法もあります。

 

お葬式を家族葬で行う場合や、「参列はご遠慮下さい」などの案内があった場合は、参列は遠慮するようにします。この場合は、弔電や供花を送ることで弔意を伝えることができます。

後日弔問に訪れることは可能ですが、タイミングについては遺族に確認するようにしましょう。

詳しくは「弔問のマナー」を参考にしてみて下さい。

 

参列しても良いか悩んだ場合

悩むのは、以前は親しかったが最近は疎遠になってしまっていたり、関係は続いていても特別に親しいわけではなかったりする関係性の場合です。弔意を伝えたいものの、自分がお通夜やお葬式に参列しても良いのか、迷うこともあると思います。

 

お葬式の形態が一般葬で、お通夜とお葬式がある場合は、お通夜に参列するのが良いかもしれません。お葬式や告別式に参列してはいけないということはありませんが、平日の日中に行われることが多いため、わざわざ仕事を休んだり予定を変更してでも参列を優先されるほど深いお付き合いのあった方々が参列されます。

その点お通夜は夕方以降に執り行われることが多く、仕事をしている人でも参列しやすいことから様々な関係の人が参列します。親戚はもちろんのこと、知人や隣近所の住人、会社の同僚や上司、部下、取引先など、様々です。

どちらに参列するか迷った場合は、お通夜を選択するのが無難であると言えるでしょう。

お悔やみの言葉

お通夜やお葬式に参列する際や、弔問した際にはお悔やみの言葉を伝えましょう。

友人の家族へのお悔やみは、一般的な言葉で問題ありません。

 

この度は、まことにご愁傷さまです。心からお悔やみ申し上げます。

この度は本当に残念でなりません。どうかお力を落とされませんように。

ご生前はたいへんお世話になりました。心からお悔やみ申し上げます。

 

このような言葉であれば、どのような死因であっても失礼にあたることはありません。

避けるべきは、死因を詳しく尋ねることです。遺族は精神的にも大きなショックと負担を抱えている状態ですので、あまり根掘り葉掘り亡くなった時の状況を聞くのは避けるようにします。

但し、遺族から話をされた場合は別です。遺族の話をしっかり聞いたうえで、自分の言葉でお悔やみを伝えるようにしましょう。この際は、「色々」「度々」「くれぐれ」「また」忌み言葉を避けるようにしましょう。詳しくは「シーン別お悔やみの言葉」を参考にしてみて下さい。

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