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お葬式・告別式は最優先して参列する

一般的なお葬式では、お通夜、お葬式を2日続けて行います。お通夜は夜に行われることが多いですが、お葬式や告別式は日中に行われることが一般的です。急な訃報を受けて駆け付けるお通夜とは違い、前もって日時や場所が知らされているお葬式や告別式は、よほどの用事がない限りは優先して出席するべきものです。

知らせを受けたら、予定を変更したり、キャンセルしたりして都合をつけるようにします。その上でどうしてもお葬式や告別式の参列が調整できない場合は、後日弔問するなどして弔意を伝えるようにします。

 

お葬式は原則遅刻NG

お通夜については、出来る限り都合をつけて参列したほうが良い点ではお葬式や告別式と同様です。しかし、急な知らせを受けて参列しようとしても、時間や物理的な距離の問題で開始時間に間に合わない可能性は少なくありません。

もし遅刻してしまったとしても、可能な限り参列したほうが良い点はお葬式・告別式とは少し事情が異なります。“遅刻は失礼だから欠席したほうが良い”などと考える必要はありません。詳しくは「お通夜に間に合わない!遅刻する時の心得」を参考にしてみて下さい。

これに比べ、お葬式は参列が最優先ではありますが、原則遅刻は厳禁です。

取るものもとりあえず駆けつけるお通夜とは違い、万象を繰り合わせて参列すべきものになります。あまりぎりぎりに駆け込むことの無いよう、余裕をもって会場に到着できるように予定を組んでおくと良いでしょう。

当日のやむを得ない事情で遅刻することも

このように遅刻厳禁のお葬式ですが、それでもやむを得ず遅刻してしまうことがあります。どういったケースが考えられるかと言うと、例えば交通機関の遅延です。

多少余裕を持った移動時間を予定していても、車両故障や人身事故などが起きてしまうと数時間停止してしまうこともあります。その際は振り替え輸送や他の交通機関を使って向かうことになりますが、やむを得ず遅刻してしまうことはあるでしょう。

また、交通渋滞なども遅刻の原因になります。慣れない道で渋滞にはまってしまうと迂回も難しいため、事前にルートを調べておくと安心です。しかし通常の渋滞とは違って事故などの影響で車線規制が起きてしまうと、大幅な遅刻は必至となります。

お葬式や告別式に向かう際は、こういったことも踏まえて交通手段を選択する必要があります。

遅刻が分かった時の対処法

確実に遅刻してしまうことが分かった場合、遺族との連絡手段があれば遅刻の旨を伝えるようにしましょう。やむを得ない事情の時は致し方ありませんし、そのような事態でもお葬式に向かってくれていることに怒られることはないでしょう。

しかし、お葬式や告別式の直前は遺族も慌ただしくしていることが多く、電話に出ることができない可能性もあります。その際は斎場に連絡し、参列するお葬式の喪家の名前と、事情があって遅刻する旨を伝え、葬儀場のスタッフから遺族に伝えてもらうように依頼します。

また、その際にお葬式の進行の時間を聞いておくと良いでしょう。式の開始時刻は分かっていても、その後お葬式や告別式は何時まで行われるのか、また出棺や火葬場への移動の時間などです。その時間が分かれば、タイミングを見計らって合流することも可能になります。

 

式の途中に到着した場合

多くの場合、お葬式や告別式にかかる時間は40~1時間程です。もし30分以内の遅刻であれば、式に参列してお焼香が出来る可能性があります。

その場合は葬儀場のスタッフに依頼し、誘導してもらうようにしましょう。

葬儀場のスタッフがタイミングを見計らって入場させてくれたり、会場内の後方の席まで案内してくれたりします。その際は、周りの参列者に遅刻のお詫びの意味を込めて礼をしながら入場すると良いでしょう。

 

受付について

もしまだ受付が行われていれば、先に受付を済ませます。お香典はその際に受付で渡すようにしましょう。もし受付台が片付けられてしまっていたら、式の終了後に遺族に直接手渡すか、後日郵送するようにします。

 

火葬場に移動してしまった場合

遺族や参列者が火葬場に移動する際、マイクロバスや自家用車で移動します。もし自家用車でなく電車やバスなどで斎場に向かっていた場合は、斎場のスタッフに火葬場の住所を確認して、タクシーなどの手段を使って移動します。

 

このように、お葬式や告別式への遅刻は基本的に厳禁ですが、やむを得ない場合は仕方がありません。遺族も、不慮の事態の中駆けつけてくれたことに感謝こそすれ、怒られることはないでしょう。
但し、こういったことがおこる可能性を踏まえて、連絡手段だけはしっかり準備しておくことをお勧めします。

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