facebookでシェア twitterでシェア
法事のお香典の意味

お葬式で渡すお香典は、故人への供養の気持ちと、遺族へのお悔やみの気持ちを込めて渡すものです。お線香や果物などのお供え物を渡すこともありますが、最近では現金を包んで渡すのが一般的になっています。お葬式には多額の費用がかかりますから、その足しにしてほしいという気持ちの表れでもあります。

法事で渡すお香典もこれと同じ意味だと考えて問題ありません。但し、金額の相場はお葬式とは少し異なります。

法事には初七日、四十九日などの中陰法要の他、一周忌、三回忌などの年忌法要がありますが、法要の種別によってお香典の相場が変わることはありません。相場が変わるのはお通夜やお葬式と同様、故人との関係によってです。

 

法事のお香典の相場

法事に参列する場合、故人との関係性と会食に出席するかどうかでお香典に包む金額の相場が変わります。以下は、関係性とお香典の相場を表にまとめたものです。

 

関係性 会食あり 会食なし
両親、子供、兄弟 2~5万円 1~3万円
甥、姪
従弟、従妹
伯父伯母、叔父叔母
1~3万円 5,000円~1万円

 

夫婦や親子で参列するなど、参列が2名以上になる場合でも、世帯が一つであれば倍の金額を包む必要はありません。

法事のお香典は会食の費用と、返礼品の費用を考慮した金額を包むようにしますが、返礼品は一世帯に一つとなるためです。

会食に参加する場合は、上記の相場に一人分の会食費を追加して包めば良いでしょう。会食に参加しない場合は複数名の参加でも関係性と「会食なし」の欄を参考にして下さい。

逆に言えば、親子であっても世帯が別になっていれば世帯ごとに相場の金額を包む必要があります。

御香典は世帯ごとに相場を考えて包むようにしましょう。

 

お香典の表書き

仏式の法事のお香典は、黒白、または銀白の水引のついた不祝儀袋を使います。「不祝儀袋」よりも「香典袋」の呼び方の方が馴染があるかもしれませんが、どちらも同じものを指しています。

表書きは「御霊前」「御仏前」がありますが、法事の時期によって表書きを使い分けるようにします。

 

御霊前:四十九日よりも前の法事
御仏前:四十九日以降の法事

仏教の教えでは、人は亡くなってから四十九日間、六道輪廻(ろくどうりんね)の間をさまようとされています。これを中陰、または中有(ちゅうう)と呼びます。7回目の中陰、四十九日目は最期の裁きを受ける日となっています。これを満中陰と言い、死者の行き先が決まる大切な日となります。裁きを受けるとは言っても、故人は四十九日目には浄土へ召されると考えるのが一般的です。そのために遺族が法事を行い、故人の徳を積む手助けをしているからです。逆に言えば、四十九日までは死者は仏にはなっていないと考えられているのです。

そのため、四十九日よりも前の法事では「御霊前」を表書きにした不祝儀袋を使います。

それ以降は故人が仏になったと考えるため、「御仏前」と表書きされた不祝儀袋を使います。

四十九日よりも前の法事とは初七日から六七日の中陰法要になりますので、中陰法要以外の法事では「御仏前」を使用すると覚えておくと良いでしょう。

神式やキリスト教式ではこういった考え方はありませんので、どの時期の法事でも神式なら「玉串料」、キリスト教なら「御花料」と書かれた不祝儀袋を使用します。

「御香典」と書かれた不祝儀袋は宗教や時期を問わずに使えるものですので、迷った際はこれを選ぶと無難です。

 

法事の御香典の渡し方

御香典を不祝儀袋に入れたら、袱紗に包んで持参するのはお通夜やお葬式と同様です。法事の場合はお通夜やお葬式のように必ずしも受付があるとは限りません。その場合は施主、または喪主に手渡すようにします。

会場に付いたら受付を探し、受付があれば受付へ、無い場合は施主・または喪主に直接手渡しましょう。

「どうぞ御仏前(御霊前)にお供え下さい」等と伝えて袱紗から御香典を出し、相手に向かって表書きが正面になるようにして渡します。

 

 

関連する記事

Related Articles

お葬式が終わったら

カテゴリで記事を探す

Category Articles