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真珠なら問題ないとされるお葬式のアクセサリー。しかし、真珠であれば、色付きのものを身につけていってもよいのでしょうか。また、真珠以外で使用してもよいアクセサリーは何でしょうか。ここでは、お葬式に参列する際に身に着けるアクセサリーについて解説します。

お葬式でのアクセサリー

身に着けるなら「真珠」を

お葬式に参列する際は礼装を身に着けますが、このときに首元にアクセサリーがないと何となくさみしい感じがしますね。つけていないとマナー違反になるのか、それともつけなければならないかは迷うところではあります。しかし、アクセサリーは必ずつけなければならないというものではありません。もし、どちらにすべきか決められない場合は、アクセサリーをバッグに入れて参列し、周囲の様子を見て合わせるとよいでしょう。

お葬式で使用するアクセサリーで一般的なものと言えば、真珠です。真珠は「月の涙」とも言われ輝きも控えめであるため、葬儀に着けてもよいものとして扱われています。身だしなみを整える方法の一つとして、輝きを抑えた真珠を身に着けるのが良いとされています。
あまり馴染みがありませんが、「ジェット」も正式なジュエリーとされ、英国や日本の皇室で使われているアクセサリーです。ジェットは流木が化石化したもので、ネックレスやイヤリングに加工されています。

 

アクセサリー02

 

ゴールドやシルバーはNG

お葬式の場で身に着けてはいけないアクセサリーは、ゴールドやシルバーなどの輝きのあるアクセサリーです。キラキラと輝くアクセサリーは着飾るためのものとされるため、故人の死を哀しむお葬式の場にはふさわしくありません。同様の考えから、珊瑚やオニキスは黒くても避けたほうが無難です。

 

アクセサリー04

真珠の色とデザイン

色はホワイトかブラック、黒に近いグレーを

真珠のアクセサリーをつける場合、気になるのが真珠の色です。真珠といえばホワイトが一般的ですが、中にはブラックやその他の色がつけられたものも存在します。中には変形した形の真珠もありますが、お葬式で身に着ける場合はきれいな球型のものを選びましょう。

お葬式に参列する際につけてもよいとされている色は、ホワイトかブラック、あるいは、ブラックに近いグレーの色を選びましょう。その他の鮮やかな色がついているものは装飾品とみなされ、お葬式には向きません。

 

ネックレスは一連、ピアスは一粒ピアスを

ネックレスを選ぶ場合は中粒で一連のものを選び、ピアスやイヤリングは中粒を選びましょう。真珠であっても、二連のネックレスはNGです。不幸が重なると言われる為です。また、できるだけ質素に見えるようにと一粒だけついたネックレスを選ぶ人もいますが、これはマナー違反です。

和装の場合

和装を着る場合は、アクセサリーはつけないのがマナーです。ネックレスはもちろん、ピアスなどの耳元のアクセサリーも不要です。逆に、身に着けると過度な装飾とみなされますので、身に着けないようにしましょう。和装の場合は、手元に結婚指輪をつける程度にしましょう。

 

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洋装の場合

お葬式に洋装で参列する場合は、パールのネックレスを合わせるのが一般的です。ただし、これは必ずしも身に着けなければならないというわけではありません。お葬式はなるべく質素にするという風習がありますので、身に着けなくてもマナー違反にはなりませんが、心配な場合は親族や知人に聞いて、服装を合わせるようにしましょう。よくわからない場合はアクセサリーをバッグへ入れておき、参列している方の様子を見て着けるかどうかを判断してもよいですね。

 

アクセサリー01

 

お通夜でアクセサリーはつけるべき?

訃報を聞いてからお通夜までの時間が短い場合は、喪服ではなく落ち着いた平服で参列することもあります。このような場合は真珠のアクセサリーもつける必要はありません。

訃報からお通夜までの間が数日空く場合は、喪服で参列しても問題はなく、洋装を着る場合は真珠のアクセサリーを身に着けてもよいでしょう。

 

 

以下の一覧にまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。

OK NG 避けて無難
洋装 真珠(白、黒、グレー)

ジェット
※但し必ず一連のもの

真珠(ピンク)

ゴールド

シルバー

プラチナ

真珠(グリーン)

珊瑚

オニキス

和装 必要なし

 

 

 

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