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お悔やみの言葉(例文)

お悔やみの言葉を述べる際は、遺族のことを思いやりながら、気持ちを簡潔に伝えることが大切です。これは、お通夜やお葬式以外の弔問でも同様です。遺族は、故人を亡くされて間もない時期にお葬式の手配や参列者の応対をしなければなりません。自分の気持ちの整理だけでも精一杯であることが多い中、弔問客への応対はとても負担が大きいものです。
お悔やみの言葉は、故人が亡くなられたシチュエーションによって以下のような違いがあります。

お悔やみの言葉3

一般的なお悔やみの言葉
・この度は、まことにご愁傷さまです。心からお悔やみ申し上げます。
・このたびは思いがけないことで、さぞお力落としのことでしょう。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

お通夜でお悔やみの言葉を述べる場合は、突然のことで驚いているという内容を付け加え、遺族への気遣いを伝えると良いでしょう。遺族と初対面である場合は、軽く自己紹介をした後にお悔やみの言葉を述べます。また、故人と親しい友人関係や同僚であった場合は、「何かお手伝いできることがあれば、遠慮なく申し付けてください」という言葉を付け加えるとよいでしょう。

病死の場合
・この度は、まことにご愁傷さまです。ご回復されることと信じておりましたが、こんなに急に逝かれるとは思ってもみませんでした。心からお悔やみ申し上げます。
・この度は、まことにご愁傷さまです。先日お目にかかった際には元気でいらっしゃったのでご入院と伺ってもあまり心配しておりませんでした。お見舞いにもお伺いできず誠に心残りでございます。
・この度は、まことにご愁傷さまです。ご生前中は、何かとお世話になりました。ありがとうございました。

思わぬ死に驚き悔やんでいることと、入院中にお見舞いに行けなかった場合には、それを悔やむ内容を入れると良いでしょう。死因について自ら質問したりすることは控えましょう。

事故の場合
・突然の出来事で、なんと申し上げたら良いかも分かりません。どうか、気をしっかり持ってください。
・急なお知らせで、いまだに信じられない思いです。お悔やみの申し上げようもございません。

予期せぬ死の悲しみは、計り知れないものがあります。事故によって亡くなられた場合には、遺族への心遣いを最優先にするとよいでしょう。

お悔やみの言葉2

高齢者の死の場合
・この度は、まことにご愁傷さまです。まだまだ長生きしていただきたかったです。心よりお悔やみ申し上げます。
・この度はまことに残念なことでございました。本当に寂しさが募ります。

高齢者が亡くなった場合は、長くお世話になったことや、まだまだ長生きしてほしかった気持ちを伝えましょう。いくら長生きしたからといって、「大往生ですね」などといった表現は避ける必要があります。天寿を全うしたかどうかは、あくまで遺族が判断するものだからです。

お子様の死や配偶者の死の場合
・この度は、まことにご愁傷さまです。こんなことになるとは、悲しくて胸が張り裂けそうです。どうかお気を強くお持ちください。
・この度のご不幸、いまだに信じられない気持ちです。どんなにお辛いかと思うと、お慰めの言葉もありません。心よりお悔やみ申し上げます。

大切なのは遺族の気持ちによりそうこと

喪主の子供や妻あるいは夫が亡くなられた場合は、大切な人を亡くした人の気持ちによりそう言葉をかけてあげるとよいでしょう。また、小さなお子様(未就学児)が亡くなられた場合は、お通夜やお葬式に子連れでの参列は避けましょう。

お悔やみの言葉を伝える際に共通して気を付けるべき点は、「色々」「度々」「くれぐれ」「また」などの忌み言葉や、「浮かばれない」などの不吉な表現を避けることです。また、「死亡」や「生きていた頃」といった直接的な表現は避け、手短に話すことが大切です。

お悔やみの言葉1

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