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突然の不幸は、時期を選ばずやってくるもの。もしそれが年末年始に起きた場合、どのように対応すればよいのでしょうか?
ここでは、年末年始に不幸があった場合のお葬式についてご紹介します。

三が日は避けてお葬式を行うのが一般的

年末年始に不幸があった場合、三が日を避けてお通夜、お葬式を行うのが一般的です。三が日は国の慶事のため、お葬式のような弔事を行うことは避けるのが望ましいでしょう。三が日はどの家庭でも予定があったり、お祝いムードで過ごしたりします。
そこに無理をして参列を依頼するのは参列者にかかる負担も多く、基本的に避けたほうが無難です。

国の祝日ではないですが、年末の30日、31日も全国的に休業ムードであり、31日は大晦日で大掃除や各家庭でも予定が入っていることも多く、三が日と同じくお通夜やお葬式を行うのは避けたほうがよいでしょう。
ただし親族だけで、家族葬のような小規模のお通夜やお葬式を行う場合はこの限りではありません。ごく近しい親族だけで密葬を行い、後日の本葬で他の親族や友人・知人に参列してもらうという方法もあります。

年末年始の葬儀社と火葬場

葬儀場は、ほとんどの施設が24時間365日受付けています。そのため、年末年始に不幸があった場合でも葬儀社自体はいつでも対応してくれます。

ただし、火葬場は元旦や三が日に休業することが多く、お通夜~お葬式、火葬といった流れを考えた場合に、火葬場の休業日を避ける必要があります。

お通夜からお葬式の日程を考える際、三が日を避けると同時に火葬場のスケジュールを考えなければなりません。

三が日を避けてお葬式をする家庭が多いという事情もあり、三が日が明けたあとは火葬場が非常に混んでいる状況も考えられます。その場合は火葬場待ちになってしまうことがあり、遺体の保管方法などを考える必要があります。

最近では元旦しか休業しないという火葬場も増えていますが、火葬場の休業スケジュールについては葬儀社が把握していますので、個別に確認する必要はありません。

 

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遺体の安置方法

何とかお通夜から火葬までの日程が決まった後は、遺体の安置場所と保存方法について考える必要があります。

亡くなってからお通夜を行うまでの間に遺体を保管することを安置といいますが、安置については自宅か、葬儀社の安置室かのどちらかになります。

いずれにしても腐敗の進行を防止するためにドライアイスを多く使用する必要があり、追加の費用がかかることを考えておきましょう。安置の費用も追加になる場合も多いため、あとあとのトラブルを避けるためにも費用に関してはしっかり確認おくと安心です。
ただし、冬場とは言え数日ではなく長期になると、ドライアイスでの対応だけでは難しくなります。

その場合はエンバーミングなどの処置方法もありますが、これは外部に委託する必要があり、費用も掛かるため事前の確認が必要になります。

 

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導師のスケジュール確認

年末年始は、寺院や神社も多忙です。年末から年始には除夜の鐘や初詣などの行事が多く、その対応に追われています。そのため、お通夜からお葬式の日程を決めるにあたっては、葬儀社と火葬場だけでなく宗教者の予定も大きく影響します。

菩提寺がある場合は菩提寺に、葬儀社に依頼する場合は葬儀社に、宗教者のスケジュールを確認するようにしましょう。

お布施の支払いに注意

年末年始は金融機関も休業します。窓口だけでなく、ATMも利用停止になる場合があり、お葬式に関連する費用の支払いにも注意が必要です。平均費用が200万円前後と言われるお葬式の費用を現金でいつでも支払える家庭は少ないですが、お葬式の費用についてはお葬式当日から一週間以内に現金で支払う葬儀社がほとんどですので、特に問題はありません。

問題は、当日に支払うことが前提のお布施や車代です。これは現金で用意する必要がありますので、注意しなければなりません。

日程的にどうしても当日の準備が難しい場合は、葬儀社か菩提寺に事前に相談し、支払い方法を確認しておくことをおすすめします。

このように、とても考えることが多い年末年始のお葬式。突然起こることのため、なかなか事前に準備というのは難しいものです。
こんなとき、24時間365日受付けを行っている葬儀社は非常に心強い存在です。突然の不幸が起こった際には、まずは葬儀社に相談してみるとよいでしょう。

お葬式が終わった後は、「喪中と忌中の過ごし方」を参考にしてみて下さい。

 

 

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