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納骨式の基礎知識

納骨式とは、故人の遺骨をお墓などに納める大切な儀式。正式には「納骨法要」といい、葬儀と同様、当日の流れは宗教や宗派などによって異なります。納骨する場所や時期、手順なども含め、今回は納骨式の基礎知識を紹介します。

納骨する場所は故人の宗教や遺志によって選ぶ

納骨する場所はお墓が一般的ですが、大きく分けて3つあります。

 

納骨式4


1.
お墓

新しくお墓を建てる場合、完成するまでに通常2~3カ月かかります。また、開眼供養(開眼法要)という儀式も必要。開眼供養は納骨式と同時に行なうこともできます。


2.
納骨堂

納骨堂は、遺骨を預かって管理してくれる屋内施設のこと。核家族化やお墓を継ぐ人がいないなどの理由から、お墓を持たずに納骨堂を利用する人が増加傾向にあります。また、亡くなってから遺族がお墓を建てる場合、お墓が出来上がるまで一時的に納骨堂を利用(期限付き納骨、一時納骨)する人もいます。

 

納骨式3


3.
その他(樹木葬墓地、散骨、手元供養)

墓石の代わりに樹木や花を墓標とする樹木葬は、近年注目が高まっている埋葬スタイル。宗教や宗派を問わず、承継者は不要です。
一方、散骨も近年増加傾向にあり、先祖代々のお墓があっても散骨を望む人がいます。散骨の場合は散骨式を行ない、遺骨を粉末状にした遺灰を自然に還します。自然を害さないように、他人に迷惑を掛けないように、正しい知識と節度が必要。自治体によっては条例で散骨を禁止・規制しているところもあります。
手元供養は、お墓の有無を問わず、身近なところで遺骨を守っていこうという供養の方法です。遺骨の一部をミニ骨壷やオルゴールなどに納めたり、ペンダントなどに加工したりすることも可能。散骨して、一部を手元に残す人も増えています。

納骨を進める際に墓地の有無を確認し、故人の宗教や遺志に合わせて最適な場所を選びましょう。

 

納骨式を行なう時期と必要な準備は?

納骨式の時期に決まりはありませんが、四十九日法要と同日に行なうのが一般的。お盆やお彼岸、または一周忌や三周忌などの節目に行なう人も多くいます。神道の場合は五十日祭、キリスト教の場合は1ヶ月後の命日である追悼ミサ(プロテスタントの場合は昇天記念日)の後に行なうのが一般的。お墓の事情なども鑑みて遺族で予定日を決め、納骨式の準備を進めます。

 

納骨式の準備


1.
納骨式の予定日を決める


2.
寺院・神社・教会に連絡する

納骨式の希望日を伝えて、用意するものと費用を確認します。浄土真宗以外の仏教の宗派は、納骨式当日に立てる卒塔婆(そとうば)の用意をお願いしましょう。希望日が土日やお盆・お彼岸の繁忙期は込み合う可能性があるため、早めに連絡を。


3.
必要に応じて石材店に連絡する

一般的には石材店に納骨作業を依頼して当日立ち会ってもらいます。しかし、お墓のデザインなどにより、遺族の手で納骨室(カロート)を開閉できるなら不要。立ち会いを依頼する際や、お墓に名前や戒名などを彫ってもらう場合は、余裕を持って2週間~1か月程前に連絡しましょう。


4. 霊園・墓地管理事務所や納骨堂に連絡する

納骨式の日程を伝え、用意するものと費用を確認します。


5. 参列者に連絡する

納骨式のみの場合は近親者だけで行なうことが多く、その際は電話連絡でもOK。四十九日法要などと同時に行なう場合は案内状を送ります。


6. 料理(お斎・直会)や引き出物の手配

納骨のみ行なう場合はお茶やお茶菓子でもてなすこともあります。参列者に渡す引き出物も用意しましょう。


7. 納骨に必要な書類の確認

当日、「埋葬許可証(自治体で交付された「火葬許可証」に火葬後、「火葬執行済み」の証印をもらったもの)」を持参します。霊園・墓地に納骨する場合は、「霊園使用許可書」「墓地使用許可証」などの許可証も必要。必ず確認しておきましょう。


8. お供え物などを用意する

仏教の場合、数珠、墓花、線香、お供え物(菓子、果物、酒など)、お布施など。下表を参考に、寺院や神社、教会に用意するものを確認して準備します。

 

宗教などによって当日の流れや用意するものは異なる

仏教の場合は「納骨式」ですが、神道では「埋葬祭」「納骨祭」といい、キリスト教では「納骨式」のほか「埋葬式」といわれることもあります。そのほか、当日の流れや用意するものも、宗教によっていろいろ(下表参照)。さらに同じ宗教でも、地域や宗派、寺や神社、教会の考えなどによって異なります。下表は一般例として、実際に行なうときには事前に寺や神社、教会に必ず確認してください。

 

納骨式2

 

宗教別・納骨式の一般的な流れ

 

宗教別に、納骨式の流れをまとめてみましたので参考にして下さい。

仏式 流れ 施主の挨拶

↓僧侶による読経

↓焼香
…施主、遺族、親族、知人の順に行ないます。

↓納骨

↓僧侶による読経

↓焼香

↓施主の挨拶

↓会食(お斎)
…四十九日などの法要の後に行なう場合は、会食するのが一般的です。

用意するもの 数珠、墓花、線香、お供え物(菓子、果物、酒など)、お布施など
神式 流れ 神職によるお祓い

↓納骨

↓祝詞の奏上

↓神職による玉串奉奠(たまぐしほうてん)
…仏式の焼香にあたるもの。神職に続いて遺族も行なう場合があります。

↓直会(なおらい)
…お神酒やお供え物を下げていただいたりする宴会のことです。

用意するもの 榊、お供え物(米、水、塩、酒と故人が好きだったもの2~3品程度)、神職へのお礼など
キリスト教式 流れ 聖書朗読
…カトリックでは神父、プロテスタントでは牧師が行ないます。
↓聖歌(賛美歌)斉唱↓納骨↓献花↓神父または牧師による祈りの言葉
用意するもの 花、お供え物(故人が好きだったもの2~3品程度)、遺影、神父または牧師へのお礼など

 

 

 

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