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法事とは

法事とは法要を行うことで、法要と同義語です。本来は仏教においてお釈迦様の教えを知ることでしたが、現在では供養の仏事全般を指します。初七日や四十九日などの中陰法要や、一周忌、三回忌などの年忌法要がそれにあたります。

年忌法要は一周忌に始まり最長で五十回忌までありますが、五十回忌まで行うことはほとんど無く、やったとしても二十七回忌や三十三回忌で弔いあげにするケースが増えています。

日本ではとてもポピュラーな行事で、誰でも親戚の法事に一度は参加したことがあるのではないでしょうか。子供の頃は「親戚みんなが黒い服を着て食事をする場所」といった印象を持っていた人も多いでしょう。法事は故人を供養するとともに、親戚が集まってコミュニケーションを取り、お互いの近況を確認し合う大切な場所の一つともなっています。

 

法事の服装

法事の服装については、基本的にはお通夜やお葬式に会葬する時と同じと考えて下さい。但し、遺族は必ず正喪服を着る必要はなく、準喪服(リンク)でも問題ありません。私たちが一般にブラックフォーマルと言っているのは準喪服を指しています。

但し、年忌法要については、何回忌かによって服装が変わります。

初七日、四十九日の服装

中陰である初七日と四十九日ですが、初七日は最初の中陰、また四十九日は満期中陰と言って中陰の最終日にあたり、故人の成仏を願って拝む大切な法要です。最近では初七日をお葬式の当日に続けて行われることが増えていますが、四十九日には納骨を行う人が多く、納骨式を兼ねた法要が行われます。

そのため、服装はお葬式と同じく喪服で参加するのが基本です。

男性も女性もブラックフォーマルを着用し、お葬式と同様にシャツは白、アクセサリーは真珠のみとし華美なものは避けましょう。

 

法要の服装

一周忌から三回忌までの法要も、原則は四十九日と同様に喪服で参加するようにします。特に、一周忌は年忌法要の中でも最も大切だとされている法事です。服装のマナーはしっかり守って参加したいものです。

七回忌以降になると、遺族側から「平服でお越し下さい」などと案内されることがあります。この場合は

ブラックフォーマルでなくてもかまいませんが、平服=普段着とは違う点を注意して下さい。「お別れの会には何を着ていく?(リンク)」でもご紹介していますが、一般的に法事で使われる「平服」とは、略礼服のことを指します。男性はブラックやダークグレーなどのスーツか、女性は同じくブラック、ダークカラーのワンピースやアンサンブル、スーツなどがそれにあたります。

中には、準喪服を持っていても略礼服を持っていないという場合もあるでしょう。その場合は、準喪服で参加して問題ありません。「平服」を指定されたら、必ず略礼服を着なければいけないという訳ではありません。

最近では三回忌から平服で案内するケースも増えています。案内状をもらった際には、場所と合わせて服装についても確認するようにしましょう。

三回忌以降であっても、特に指定が無ければ準喪服であるブラックフォーマルで参加するのが無難です。

中学生以下の子供や学生の服装

就学前の子供や学生は、略礼服で参加して問題ありません。中学生や高校生の制服、また大学生のリクルートスーツは略礼服にあたります。制服があれば制服を、ない場合は出来るだけ黒や紺、グレーなどで光沢のない服を着るようにします。就学前の子供も同様です。

すぐに身体が成長してしまう子供の喪服を揃えるのは大変なことです。“手元にあるものの中で、できるだけきちんとした印象を与えるもの”であれば、さほどとやかく言う人はいないでしょう。

詳しくは「お葬式に参列するときの子供の服装は?」、「大学生の喪服はリクルートスーツでもOK?」を参考にしてみて下さい。

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