facebookでシェア twitterでシェア
遺産とは

人が亡くなった後に遺された財産のことを、「遺産」と呼びます。財産とは金銭的な価値を伴うもので、以下のようなものが対象になります。

 

金融資産
・現金、預貯金、有価証券、投資信託、仮想通貨

債権
・出資金、貸付金、売掛金など

不動産
・土地、建物、山林、農地、マンション、倉庫などの不動産

動産
・自動車、船舶

知的財産権
・著作権、特許権など

 

遺産は遺族に相続されることになりますが、誰がどの遺産を相続するかということは、相続人全員の話合いで決めると法律で定められているため、必ず「遺産分割協議」を行う必要があります。

また遺産になるということは、相続税の対象になるということとイコールです。

金銭価値があっても遺産にならないもの

さて、金銭価値があっても遺産にならないものがあります。
・生命保険金

・死亡退職金

・遺族年金

生命保険金や死亡退職金、遺族年金は故人の死亡によって受け取りが発生する金銭ではありますが、受取人は故人ではなく相続人に指定されています。

そのため故人の財産とは見なされず、遺産にはなりません。但し、生命保険金や死亡退職金は民法上は相続財産とは扱われないものの、税法上は「みなし相続財産」として課税の対象になるため、注意が必要です。

 

 

マイナスの財産も相続の対象に

遺産といっても、全てがプラスの財産になるものばかりではありません。
以下のようなものは、マイナスの財産として相続対象になります。

 

借金
借入金、買掛金

税金
所得税、住民税、固定資産税など

保険料
・国民健康保険料、傷害保険料など

未払い費用
クレジットカード支払い、家賃、水道光熱費、通信費、住宅ローン、車のローン、会費、医療費など

マイナスの遺産を知らずに相続してしまうことの無いよう、注意が必要です。プラスの遺産よりもマイナスの遺産の方が多かったという場合は、相続を放棄するという選択肢もあります。詳しくは「借金(負債)の方が大きい場合は相続放棄の手続き!」を参考にしてみて下さい。

 

一般的な遺産の目安は?

複数の民間調査を見ると、遺産の平均額は2,000~3,000万円となっています。しかし、これはあくまで平均で、多額の遺産を相続したケースが平均を押し上げていると考えられます。

最も多い相続の金額は500万円~1,000万円で、次いで多いのが1,000~2,000万円です。国税庁による相続税の申告状況による調査によると、相続財産で最も多いのは現金、預貯金となっており、平成24年と比べると10%以上増加しています。

https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2022/sozoku_shinkoku/pdf/sozoku_shinkoku.pdf

※令和3年分 相続税の申告事績の概要より

人が生活していく以上、不慮の出費はつきものです。そのような時に備えて多少の貯えを持っているのが一般的のため、預貯金の遺産が一番多いというのは順当と言えます。預貯金も、土地建物も所有しておらず、相続する遺産がゼロというケースは稀でしょう。

ゼロと思っていても、把握していないだけということも考えられます。
預貯金は何もしないでいると5年で時効になり、口座から引き出せなくなりますので注意が必要です。

遺産と遺品の違い

故人が遺したものの中で、財産的価値の無いものは遺産にはならず、「遺品」になります。貴金属や腕時計などの貴重品、衣服や装飾品、趣味やコレクションの品、家具、家電、アルバムなどがそれにあたります。

遺品の中には、リサイクルショップに売却することで金銭と交換できるものもあるかもしれませんが、よほど高価でない限り遺産には含まれません。逆に、高価な値が付くものは相続財産の対象になります。遺品は遺族や親族に形見分けをしたり、リサイクルショップに売却するなどして整理します。

詳しくは「遺品の持つ意味とは」でご紹介していますので、参考にして下さい。

関連する記事

Related Articles

お葬式が終わったら

カテゴリで記事を探す

Category Articles