お葬式のマナー
お葬式のマナー
女性必見!お葬式でのネイルは?髪の色は?
お葬式に参列する際は、服装だけでなくネイルや髪型にも気を配ることが大切です。訃報を受けた時にキラキラでお洒落なネイルや明るい髪色をしている場合などでも、適切に対処することでカモフラージュすることができます。ここでは、ネイルや髪型のマナーと対処法についてご紹介いたします。
ネイルのマナー
●ネイルの色は透明かベージュ、淡いピンクがおすすめ
お葬式に参列する際は、爪をきれいに揃え、ネイルをする場合は透明かベージュ、淡いピンクなどの目立たない色を選びましょう。ラメが混じっているものや派手な色、ラインストーンがちりばめられたネイルなどは、お葬式向きではありません。基本的には、頭から足先まで、控えめにまとめるのが無難です。
●ジェルネイルをしている場合
最近のネイルは、マニキュアよりも長持ちするジェルネイルが人気です。ジェルネイルの素材は樹脂でできているため、マニキュアのようにアルコールでネイルがはがれてしまうことがありません。これは良いことなのですが、突然の訃報を受けた時にラインストーン付きのキラキラネイルをしていたら、どうすれば良いのでしょうか。キラキラのままお葬式へ行って注目を浴びないためにも、以下のような方法で対処することをおすすめします。
●ジェルネイルの上からマニキュアを塗る
ジェルネイルを落としたくない場合は、ジェルネイルの上からマニキュアを塗るという方法があります。ジェルネイルとマニキュアの素材は混ざることがないため、お葬式に参列した後にマニキュアをオフすれば再びジェルネイルが楽しめます。ジェルネイルの色が濃い場合、薄めのマニキュアでは上手に隠すことができない可能性があるため、透明度の低いマットな色を選ぶと良いでしょう。
お葬式に参列したあとに気をつけたいのは、リムーバーの選択です。マニキュアを落としてジェルネイルを残したい場合は、アセトンが含まれていないリムーバーを選択しましょう。アセトンは、ジェルネイルの光沢を落としてしまったり、表面がはがれてしまったりする可能性があります。
●手袋をする
ジェルネイルの上から重ね塗りするのが難しい場合は、手首までの黒い手袋を付けるという方法もあります。レースタイプのものや、手袋をつけたままお焼香できるよう指先が開くタイプもありますので、季節に合わせて着用しやすいものを選びましょう。ここでも、光沢のある手袋は避け、レースの場合は柄の目立ちにくいものを選びます。
●自分でジェルネイルを落とす
マニキュアを上から塗るにはあまりにも不自然すぎる場合は、思い切ってジェルネイルを落とすことをおすすめします。ジェルネイルを落とす場合はアセトン入りの専用除光液と爪やすりを使用し、以下の手順で落としましょう。
①爪やすりでジェルネイルの表面を削る
②リムーバーをコットンに浸し、ネイル部分に巻き付ける
③リムーバーが飛んでしまわないように、コットンの上にアルミホイルを巻き付ける
④15分前後待つ
⑤ジェルをはがす
①~⑤の手順できれいに落としきれなかった場合は、もう一度同じ工程を繰り返します。全て取り除けたら、爪に保湿クリームやオイルを塗り、乾燥を防ぎましょう。
髪型のマナー
●髪は清潔で落ち着いたスタイルを
普段の生活でも言えることですが、髪の毛は清潔に保っていることにこしたことはありません。特に喪服を着た場合はフケが肩に落ちるととても目立ちますので気を付けましょう。また、お葬式では会釈やおじぎ、お焼香などをする機会が多いため、髪が顔にかからないようまとめておくことも大切です。
●髪の色が明るい場合
お葬式までに時間がある場合は、髪色を黒かダークブラウンに染めることをおすすめします。どうしても時間が取れない場合は、黒いスプレーで一時的に黒くするという方法もあります。また、最近ではウィッグを使用して髪色を隠す人もいますので、予め用意しておいても良いかも知れません。
●髪が短い場合
意外に困るのが、中途半端な長さの場合です。ショートヘアなら良いのですが、ボブくらいの長さの場合は、後ろでひとつに縛ることができません。また、耳にかけてすっきりとした髪型をしたつもりでも、おじぎをしたら顔にかかってしまうこともあります。このような時は、黒いピンを使ってとめておきましょう。ピンは、念のために余分に持参していくと安心です。
●髪が長い場合
髪が長い場合はひとつにまとめ、おじぎをした時に広がらないようにします。この際、できるだけ低い位置にまとめるほうが落ち着いた雰囲気を出すことができます。全体にパーマがかかっている場合は、ひとつに縛っても毛先が広がってしまうのは良くないため、編み込みやお団子などをしてボリュームを落とすことをおすすめします。