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弔電の打ち方

訃報を受けたら、お通夜、お葬式の日時と場所、喪主の名前と故人との続柄を確認しましょう。やむを得ずお通夜、お葬式に会葬できないことがはっきりしたら、すぐに弔電の準備をします。弔電はできる限り早く、遅くてもお葬式の前日までに届くようにしましょう。弔電の送り先はお葬式の会場にします。宛先は喪主のフルネームとするのが正式ですが、フルネームがわからない場合には、次のように書きます。

例)「○○○○様ご遺族様」「○○○○様遺族ご一同様」

弔電の申込先

電話で弔電を受け付けるサービスは、NTT(115:全国共通の弔電受付)と、日本郵便(0120-953-953:レタックスコールセンター)が主なものになります。いずれも受付時間は8時から22時までです。音声案内に従って弔電を作成し、最後に台紙を選びます。インターネットで弔電を受け付けるサービスも増えています。主なサービスは、NTTの「D-MAIL」、ソフトバンクグループの「ほっと電報」、KDDIグループの「でんぽっぽ」、「ベリーカード」、「e-denpo」があります。

料金は選ぶ台紙によってかなり幅があります。インターネットサービスの場合には、どのような台紙なのか自分の目で確認することができます。また、文字校正も自分でできるというメリットもありますね。

弔電のマナーと例文

弔電では故人のことは喪主との続柄からみた関係を敬称で表します。

母 → ご母堂様、お母様

祖父 → ご祖父様

祖母 → ご祖母様

夫 → ご主人様

妻 → ご令室様

息子 → ご令息様

娘 → ご令嬢様

 

また、忌み言葉や、死や苦労を想起させる次の言葉は使用ないのがマナーです。

「死亡」「死去」 → 直接的すぎる

「重ね重ね」「たびたび」「またまた」「再三再四」「次々」「再び」「続く」 → 連続、繰り返しを想起させる忌み言葉

「四」「九」 → 死、苦労を想起させる

故人が友人、知人の場合の例文

「ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます」

「ご逝去の報に接し、心から哀悼の意を捧げます」

「○○様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」

「○○様のご逝去を悼み、ご冥福をお祈りいたします」

「○○様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」

「突然の悲しいお知らせに接し、悲しみにたえません。在りし日を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします」

「ご生前の笑顔ばかりが目に浮かびます。どうぞ安らかな旅立ちでありますよう、心からお祈りいたします」

※○○には上記の敬称が入ります。

上記例文は弔電の序文に該当します。これのみで完結しても問題ないですが、故人との関係性が深い場合には、上記の文に続けて、故人とのエピソードなども交えた個人としての思いや偲ぶ言葉を添えると良いでしょう。その場合には結びの文として次のような一文を挿入してください。

「ご遺族皆様のお悲しみを察し申し上げますとともに、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます」

故人が仕事関係の場合の例文

「貴社社長様のご永眠に接し、深く哀悼の意を表します」

「ご逝去を悼み、故人のご功績をたたえ、心からお悔やみ申し上げます」

「社長様ご天寿を全うされました由、謹んで哀悼の意を表します」

「社長様の不慮のご逝去の報に接し、貴社ご一同に心からお悔やみ申し上げます」

「御社社長のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」

「御社社長様のご訃報に接し、ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈りいたします」

「御社社長様の不慮のご逝去の報に接し、御社ご一同様に衷心より哀悼の意を表します」

「社長様のご訃報に、当社社員一同、謹んで哀悼の意を表します。ご遺族の皆様ならびに社員ご一同様に、心からお悔やみ申し上げます」

※社長様はそのまま故人の役職に置き代えます。

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