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葬儀一式費用とは

葬儀費用一式とは、お葬式そのものにかかるお金のことです。基本的な内容はある程度決まっていますが、プランや金額によって含まれるものは変わります。

以下は、冠婚葬祭ベルコの240,000円プランの一例です。

項目 役務内容及び附帯明細
1)寝台車 営業地域内 、病院より自宅迄10km以内
2)ドライアイス ドライアイス(10kg) 1回分
3)仏衣 仏衣一式(手甲・脚絆・六文銭)
4)枕飾り 経机、位牌、霊供膳、三具足、 ローソク、線香、記録帳
5)御棺 規格窓付寝棺(平棺)、内張り付
6)奉仕 御納棺奉仕
7)祭壇 祭壇(仏式・神式・キリスト教、その他宗旨の祭壇) (白木六尺四段)
8)祭壇花 祭壇飾花 (1万円迄)
9)祭壇用供物 祭壇用供物
10)写真 遺影祭壇用カラー写真(額付)
11)生花 生花一対(親族一同) (2万円迄)
12)焼香セット 焼香台 、香鉢、お香
13)音響設備 音響照明設備(マイク設備・照明設備)
14)霊柩車 霊柩車(国産車) (1500ccクラス)
15)お骨箱セット 本骨壺、本骨壺覆い、胴骨壺、胴骨箱、胴骨箱覆い
16)式進行 当社専門社員による式進行
17)手続き 役所、火葬場等手続き
18)寺院控室 導師の控室
19)親族控室・食事室
20)駐車場・警備料
21)法事席料 告別式当日 、法要及び料理をご注文の場合のみ

これはお葬式に必要な基本的内容を盛り込んだプランです。

変動が考えられるのは、1)の寝台車の移動距離が10kmを超える場合、火葬場の空きがないなどの理由で安置期間が長引き、2)のドライアイスが1回分以上になった場合、3)の棺のグレードをアップしたい場合、7)の祭壇や8)の祭壇花、14)の霊柩車、15)の骨壺のグレードをアップしたい場合などです。

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よく棺や祭壇はピンキリだ、という言葉を聞きますが、ピンとキリだと費用にかなりの幅があります。プラン内であれば追加費用は掛かりませんが、中には100万円を超える棺などもあります。全部の項目を少しずつグレードアップしていったら総額が数百万円になってしまったという例もあります。

これが「葬儀一式費用」の変動を大きくする原因になります。

式場利用料はプランに含まれないことが多い

また、このプランには式場利用料が含まれていません。式場の大きさは参列者の人数によって変わるため、実際に葬儀を行う段階にならないと事前に決めておくことが難しいからです。

働き盛りの会社員が亡くなる場合と、引退後にかなりの時間が経ってから亡くなる場合は参列者の人数が大きく変わりますし、亡くなってみたら故人の遺言で密葬を希望していたという場合もあります。家族葬のセットプランなどは参列者の人数が確定できるため、式場使用料が含まれているものもありますので、別途かどうかは確認が必要です。

式場使用料は広さによって幅がありますが、30,000円~100,000円程度と考えれば良いでしょう。社葬のような大規模のお葬式の場合は数十万という可能性もありますが、一般的にはお葬式の総額を大きく押し上げるほど高額ではありません。

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葬儀費用の内訳の目安としては、「葬儀一式費用」が1/2、「飲食接待費」が1/4、「宗教者関係費」が1/4と言われています。

葬儀社との打ち合わせ前に全体の予算をイメージしておくと、予算にあった一般的なプランを提案してくれますので安心です。

次回は「飲食接待費」の内訳についてご紹介します。

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