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「終活」という言葉が2012年の流行語対象に選ばれた頃は、「終活」は目新しい言葉でした。

最近では言葉の斬新さは無くなり、むしろ高齢化社会を生きるためには当たり前の概念となって来ています。終活を啓蒙する「終活セミナー」の案内や告知も頻繁に見かけるようになりましたが、その内容はお金に関することから老後の生活のあり方、相続やお葬式・お墓に関することまで様々です。

ここでは、終活の目的と、終活セミナーはどのように選べばよいのかをご紹介します。

 

そもそも終活とは?

終活とは、自分の人生の終わりに向けた活動のことです。

これを、「自分の残りの人生を豊かに過ごし、悔いを残さないようにすること」といった概念にまで広げると、あらゆることが終活の対象になっています。

そのため、「終活セミナー」と一口に言っても、自分が知りたい内容とは違う可能性が高いのが実情です。

例えば、以下のような内容のセミナーが「終活セミナー」と謳われています。

 

自分のお葬式について

自分のお墓について

お葬式やお墓についての複合型

エンディングノート、遺言の書き方

相続や遺品整理について

老後のお金や貯蓄について

老後の資産作りや投資について

食事や運動などの健康面について

 

「終活」というタイトルをつけると集客しやすいためか、“確かにそうと言えなくもないが“といった内容のものが「終活セミナー」として告知されているケースも増えているので、注意が必要です。

 

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セミナーと称して勧誘されることも

セミナーの内容は詳細が記されていることが殆どですので、まずはセミナーの内容を確認しましょう。

また、主催者のチェックも重要です。主催者が保険会社や証券会社の場合は相続や資産の内容に終始しますし、葬儀場の場合はお葬式の準備に関すること、民間の墓地企業ならお墓のことといったように、いずれも自社の商品にまつわる内容が中心になります。

当然ながらその後は自社商品の勧誘に流れる可能性が高く、セミナーに参加して話を聞くだけのつもりだったのに強引に勧誘され、仕方なく契約してしまったというケースも少なくありません。

主催が民間企業の場合は、勧誘される可能性が高いと心づもりして参加するようにしたほうが良いでしょう。

自治体主催のセミナーもある

最近では、各自治体で積極的に終活セミナーが開かれています。

自治体主催の場合は勧誘される可能性もなく、参加しやすい終活セミナーの一つです。

但し、自治体の場合は告知方法が限られており、自治体のホームページが広報誌に小さく乗っている程度がほとんどです。

気を付けて確認するようにしておく必要があるため、定期的にチェックすることをお勧めします。

 

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