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葬儀社を決めるメリット

事前相談や見学会への参加についてはすでにおススメした通りですが、気に入った葬儀社があれば「生前予約」を行うことができます。
但し、何年先になるか分からない事なのに、予約なんてできるのか。契約はどうするのか、申込金が必要なのか、万が一キャンセルしたい場合はどうするのか?などなど、疑問はたくさんあるでしょう。では、生前予約が可能なのはいったいどのような内容なのでしょうか。

 

いつになるか分からないお葬式の契約方法

「自分もそろそろ」「家族のために準備」と考えてみたものの、実際のお葬式はいつになるか分からないものです。数年先か、数十年先かもしれません。
万が一契約できたところで、数十年先にその葬儀社が倒産したらどうするのか?そのように考えられる方は多いでしょう。
実際に今現在では「この葬儀場で、この祭壇とお料理で、何人呼ぶ」という生前予約ができる葬儀場は無いようです。
但し、お葬式に必要な基本的な要素が含まれた「セットプラン」を事前販売している葬儀社はいくつかあります。それが「互助会」「共済会」などです。

 

葬儀社を決める3

 

お葬式に最低限必要なセットプランとは

お葬式の費用でもご紹介した通り、お葬式の費用は「葬儀一式費用」「飲食接待費用」「宗教関係者費用」の三大費用に分けることができます。
この中の「葬儀一式費用」の大半を網羅する内容がセットプランになっており、これを事前に一括・分割で購入する契約プランが互助会で提供されています。
互助会は全国に複数の葬儀場を保有しているため、何十年先でも契約したお葬式が行えないということは基本的にありません。また、契約時のプラン内容は物価が上がっても補償されるので、10年後、20年後の利用でもプラン内容への追加料金が一切ないのが大きなメリットとなります。

 

セットプランの費用

セットプランの多くは20万円~30万円の内容となっていて、多少の違いはありますが葬儀一式費用をフォローするような内容になっています。
希望すれば一括支払いも可能ですが、多くは60~100回の分割で支払う内容になっており、月々2000円~3000円の掛金となっているため、まだまだ先のことと考えている人には負担も少なく、おススメの内容です。分割の場合、支払いが完了するまでは利用できないのでは?と心配される方もいるかもしれませんが、支払いが完了していなくても利用は可能です。
掛金の残額を支払えばいつでも利用可能のため、いつ必要になるか分からないお葬式の準備としてはまさにうってつけと言えます。以下は、互助会の契約プランの一例です。

 

項目 役務内容及び附帯明細
寝台車 営業地域内、病院より自宅迄10km以内
ドライアイス エコドライ又はドライアイス(10kg) 1回分
仏衣 仏衣一式(手甲・脚絆・六文銭)
枕飾り 経机、位牌、霊供膳、三具足、ローソク、線香、記録帳
御棺 規格窓付寝棺(平棺)、内張り付
奉仕 御納棺奉仕
祭壇 祭壇(仏式・神式・キリスト教、その他宗旨の祭壇)
祭壇用供物 祭壇用供物
写真 遺影祭壇用カラー写真(額付)
生花 生花一対(親族一同)(2万円迄)
焼香セット 焼香台、香鉢、お香
音響設備 音響照明設備(マイク設備・照明設備・BGM)
霊柩車 霊柩車(国産車)(1500ccクラス)
お骨箱セット 本骨壺、本骨壺覆い、胴骨壺、胴骨箱、胴骨箱覆い
式進行 当社専門社員による式進行
手続き 役所、火葬場等手続き
寺院控室
親族控室・食事室
駐車場・警備料
法事席料 告別式当日、法要及び料理をご注文の場合のみ

※ベルコ 関西JP 240,000円コース(2016年1月現在)

 

この他に、共済会などでは入会金を支払って入会すると、葬儀費用の割引や各種特典を受けられるサービスもあります。入会すれば、本人や家族の葬儀を何度行っても割引が適用されるので、早めに入会すればするほど特典が大きくなります。

もし気に入った葬儀場があれば、契約プランや入会特典があるかを確認してみると良いでしょう。自分の葬儀のプランを契約しておけば、最低限の葬儀費用を家族に残すことにも繋がるため、安心です。
一世帯で一口契約すれば、同居の家族誰にでも利用できるのも大きなメリットとなります。例えば、世帯主が入会すれば、同居の両親や配偶者も利用可能のため、「誰のために」「何時」を考えずに契約できるのが最大のメリットと言えます。
以下に、事前契約のメリットを上げますので、是非参考になさって下さい。

 

有効期限が無いため、何年先になるか分からないお葬式に事前に備えられる。
一口契約しておけば、同居の家族誰にでも利用できる。(※)
葬儀場選び、葬儀社選びで家族に負担をかけないで済む
葬儀費用の一部を事前に用意できるため、金銭的な負担が軽い。
(非会員に比べ、30~50%割引の会員価格が適用される)
物価の変動があっても、契約内容と同等のサービスが補償される。
※一契約につき、利用は一度のみ

 

葬儀社を決めるデメリット

さて、このようにいいことづくしのように感じる契約プランですが、もちろんデメリットもあります。
一つは、様々な事情で解約することになった場合は、事前に支払った掛金の満額ではなく、解約手数料を差し引いた金額が返戻金となることです。
また、せっかくプランを事前に契約したのに、そのことを家族に伝えないでいると、家族は何も知らずに他の葬儀社でお葬式を行ってしまいます。
何年も前の契約の場合、本人も忘れてしまったり、会員証を紛失したりする事もままあるようです。
このような事前契約を行う際には必ず家族にもその情報を伝え、エンディングノートなどに記録しておくのがおススメです。

 

葬儀社を決める2

 

 

 

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