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ターミナルケアの場所

前回は、ターミナルケアとは何かについてご紹介しました。今回は、実際にターミナルケアを受ける場所ごとに、具体的な内容や準備をご紹介します。

在宅でのターミナルケア

住み慣れた場所でリラックスして過ごすことが出来るため、患者にとっては一番精神的負担が少ない方法です。一人で苦しんでいないかと心配することが無く、家族も患者もお互いに心穏やかに過ごすことが出来るでしょう。

但し、準備しなくてはならないことが一番多いのも在宅ケアです。

最低限以下については考えておく必要があるでしょう。

 

環境を整える

在宅ケア用の部屋を用意する必要があります。患者が使用していた部屋があれば、そこを使うのでもかまいませんが、家族が様子を見やすい位置にあり、トイレや浴室などへの移動距離が短い部屋を用意できると安心です。

ベッドは介護用のベッドが用意できればそれに越したことはありませんが、普通のベッドでもかまいません。

 

在宅医療サービス

在宅で過ごす間、苦痛を緩和するなどの医療ケアは欠かせません。定期的な往診はもちろんのこと、急な体調の変化や病状の悪化に対応できる、在宅医療サービスが不可欠になります。

最近では24時間365日対応の医療サービスを提供する施設も増えていますので、事前に調べておくと安心です。

また、末期がんや認知症など、特別な症状にも対応してもらえるかどうかは確認しておきましょう。

 

介護サービス

医療サービスのほかに、介護サービスの確保も必要です。家族だけで全ての世話をするのは大変なことですし、家族も高齢であるケースもあるでしょう。

介護サービスを活用することで、家族だけで全てのケアをするよりもお互いの心身の負担を減らすことができます。介護サービスは、入浴や排せつの手伝いだけでなく、買い物や炊事、洗濯などの家事を依頼することも可能です。

 

在宅でのターミナルケアは、家族が一緒に過ごせる精神的なメリットが大きい反面、ケアをする家族にとって負担が大きい選択肢でもあります。世話をしている家族の方が体調を崩してしまうような事態にならないよう、積極的に介護サービスを利用すると良いでしょう。また、ソーシャルワーカーなど、いつでも相談できるような環境を整えておくと安心です。

 

ターミナル場所01

 

介護施設でのターミナルケア

在宅でのターミナルケアが難しい場合、介護施設でターミナルケアを受けるという選択肢もあります。有料老人ホーム、介護老人保健施設、特別養護老人ホームなどではターミナルケアに対応しているため、自宅に近い環境でケアを受けることができます。

厚生労働省の資料によると、約60%の国民が最後まで自宅で療養することは困難と考えており、介護施設や養護施設でのターミナルケアは身近な選択肢の一つとなっています。

2006年の介護報酬改定で、厚生労働省の指定する基準を満たす施設では、「看取り看護加算」が加えられるようになりました。高齢者の増加に伴い、「看取り看護」に関する制度は今後も充実していく可能性が高いと言えます。

 

介護施設でターミナルケアを受ける場合のメリットについては、なんといっても施設と設備が充実していることでしょう。

理学療法士や介護福祉士、医療スタッフも常駐している施設が多く、対応が迅速に行われるのも家族にとっては安心感が大きいものです。

 

但し、介護施設では面会時間が限られているため、自宅のようにいつでも様子を見るという訳にはいきません。また、入所時に数十~数百万、それ以外に月々の利用料がかかるため、入所が長期になると費用面の負担がかかるのがデメリットと言えます。

 

ターミナル場所03

 

病院でのターミナルケア

病院の中には、緩和ケアを目的とした病棟を設置している「ホスピス」と呼ばれる施設があります。全ての病院と言う訳にはいきませんが、専用の病棟を設置していれば、病院でターミナルケアを受けることも可能です。

但し、厚生労働省がホスピスでのターミナルケアを認めているのは末期がんの患者とエイズ患者のみとされており、「看取り」のみを目的とした入院は基本的にできないことになっています。

病院では24時間体制で医療のプロが常駐しているため、容態の悪化などには迅速に対応してもらえるという安心感があります。

反面、介護施設と同様面会時間が限られており、病院と言う施設の中で過ごすことになるため、自宅にいるようにリラックスするのは難しいというデメリットがあります。

入院費がかかるという点でも、費用面の負担が大きくなるのも事実です。

 

ターミナル場所02

 

このように、一口でターミナルケアといっても選ぶ場所によって状況は様々で、考えなければいけないこともたくさんあります。

家族にかかる精神的・肉体的負担、費用面の負担を含めて、終活の一つとして家族と話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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