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葬儀場選びで意外と大事なこと

お通夜やお葬式を行うにあたっては、規模感や費用のイメージを持つことが重要です。しかし、それ以外にも確認しておくべきことがたくさんあります。
人の死は突然のため、お葬式に関して入念な準備を行うことはできません。あわただしい中で決めなければいけないことも多いため、「あれを確認しておけばよかった」「あとで大事だったと気づいた」といった後悔を持つ人も少なくないのです。

 

施設に関する確認

葬儀場を決めるにあたっては、最低限以下のことを確認しておきましょう。

 

遺体が安置できるか

死亡者の8割以上が病院で死を迎えますが、病院に遺体を置いておけるのは数時間です。

どんなに遅くても翌日には遺体を他の安置場所に移さなければならないため、自宅に安置できなければ他の場所を探す必要があります。

この際、斎場に安置場所があれば電話一本でかけつけてくれますし、近隣であれば遺体の搬送費用がセット料金に含まれていることもあります。これが有料の場合は、費用に関しても確認が必要です。

安置場所があるかどうか、また搬送費用が別途かかるかどうかは、事前相談の際に確認しておきましょう。

 

宿泊施設があるか

遺族が遺体のそばで過ごしたい場合は、宿泊施設があるかどうかも重要です。最近は自宅のリビングのように過ごせる、安置室と宿泊できる部屋が一体になった施設のある葬儀場も増えています。
宿泊施設がある場合は、設備や宿泊可能な人数も確認するようにします
また、遠方から来る親戚に宿泊が必要な場合、提携先があるかどうかも確認しておきましょう。

 

バリアフリーになっているか

高齢の参列者が多い場合、葬儀場内がバリアフリーになっているかを確認しておきましょう。古い施設の場合はなかなか難しいかもしれませんが、バリアフリーでなくても高齢者に対する配慮がなされているかどうかは確認しておきたいところです。
車椅子で参列する人がいる場合は、スタッフの介助を頼めるかどうかも聞いておくと安心です。車椅子の貸し出しがあるかどうかも併せて聞いておきましょう。

 

授乳室があるか

授乳室があるかどうかも重要です。授乳中の親子にとって、授乳できる設備があるかどうかで参列中の安心感が大きく変わります。授乳室が無いと、小さな赤ちゃんがお腹を空かせて泣き出してしまう心配もありますので、喪家側の参列者への配慮として確認しておくようにしましょう。

 

駐車場の有無、送迎バスの有無

駅から離れた場所に葬儀場がある場合、参列者の多くは車で訪れます。そのため、駐車可能な台数も確認しておきましょう。また、送迎バスを用意している葬儀場もありますので、その場合は送迎バスの経路と時間の確認も必要です。

逆に、駅近の葬儀場は駐車場のスペースが無い可能性もあります。いずれにしても、駐車場の有無を事前に参列者に伝える必要があるため、事前相談の際に確認しておくと良いでしょう。

スタッフの対応

費用や設備も重要ですが、実は一番見ておきたいのがソフト面です。事前相談に行くと葬儀場のスタッフが対応してくれますが、スタッフの対応もしっかり見ておく必要があります。

長い時間待たされる、対応がそっけないなど、相談者が不快に感じる対応がある場合は考えものです。

実際の葬儀でも、参列者が全く同じ印象を持つ可能性が大だからです。

事前相談では依頼すれば見積書も作成してもらえますが、この際に高額なものを勧める、詳細の説明が不十分といった葬儀場は避けた方が無難です。
こちらの希望をしっかり聞いてくれるか、不要なサービスを勧めてこないか、要望に対するアドバイスが的を得ているか。このあたりは相談の際にしっかり確認しておきたいところです。

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