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家族のためにすべきこと

自分が死んだ後に、家族には何を遺せば、何を伝えれば良いのでしょうか。家族が困らないために、家族に自分の思いを伝えるために、一度、自分事として考えてみてはいかがでしょうか。たとえば、自分にとって誰か大切な人が亡くなった時に、自分だったら何を知りたいか、何を伝えてほしいかを思い浮かべてみましょう。それを整理すれば、エンディングノートに何を書けば良いのかが明らかになってくるでしょう。

 

大切な人が亡くなってすぐ

亡くなってすぐは、大きな悲しみに襲われますが、やらなければならないこと、決めなければならないことは待ってはくれません。まずは、どのようなお葬式にするかを決める必要があります。その時に、あなただったら何を知りたいですか?

 

故人を見送るために知りたいこと
お葬式に関して
お葬式の規模 お葬式を行う、行わない

大規模なお葬式、小規模なお葬式

どこでやれば良いのか 宗教・宗派

葬儀社

戒名・法名 生前授与されている、いない

戒名・法名に対する希望

お葬式の費用 費用はいくらかかるか

費用の捻出先

会葬者 故人と縁のある人

連絡先

埋葬について
埋葬方法 お墓、それ以外の特別な埋葬方法
お墓について 購入済ならその場所

未購入なら、希望する場所

費用はいくらかかるか、その捻出先

 

お葬式を終えた後に

故人とのお別れをすませた後には、故人が遺したものを整理しなければなりません。遺された資産や遺品の相続に関しては、遺言状と違ってエンディングノートは法的な拘束力をもちません。ですから、自分の死後に遺族間で相続に関する争いを避けるためには、法的な効力を有する遺言状を準備しておくことが大切です。一方で、遺言状に記載するほどではない遺品を遺す場合もあるでしょう。あなただったら何を伝えてほしいですか。

 

故人の遺品などを整理するために知りたいこと
  財産・資産
預貯金 ●金額

●預け先

●預金通帳、印鑑の保管場所

借入金 ●金額

●借入先

●月々の返済額

有価証券 ●証券の種類、銘柄、保有量(額)

●証券会社

不動産 ●名称、住所
貴金属 ●指輪・ネックレス・ブレスレットなどのアクセサリー類、腕時計などの種類と数量

●宝石、金地金などの数量

保険・年金 ●加入している保険名、保険会社、保険額

●保険証券の保管場所

●加入している年金の種類

 遺品など
遺品 ●写真

●本、レコード・CD、ビデオ・DVDなど

●衣類、靴、帽子など

●そのほかコレクションなど趣味関係

会員関係 ●加入携帯電話

●加入インターネットプロバイダー

●その他各種会員サービス

 

年金

 

自分が知りたいことは、きっと家族にとっても同じでしょう。自分だったら知りたいことを家族に伝えることに置き換えてエンディングノートを書いてみましょう。家族ひとりひとりの顔を思い浮かべながら。家族に対する思いがより強くなることでしょう。エンディングノートにはそんな役割もあるのかもしれませんね。

 

 

 

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