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喪中見舞いとは

喪中見舞いは、喪中の相手へ追悼の気持ちを伝えるための手紙や品物のことを言います。喪中のはがきを送ってくれた相手にお悔やみの気持ちを述べ、励ますという意味でも、喪中のはがきが届いたら早めに送るのがマナーです。

喪中はがきは、11月中旬~12月上旬頃に届きます。お悔やみの気持ちを寒中見舞いという形で返すこともできますが、寒中見舞いは出す時期が年明けの1月5日以降と少し時間が空いてしまいます。喪中見舞いであれば、連絡を受けてからすぐに返信できるので、寒中見舞いよりも喪中見舞いを出す人が増えてきているようです。

喪中見舞い1

喪中見舞いをはがきで出す方法

はがきの書き方

喪中見舞いをはがきで出す場合は、以下の順で記載していくとよいでしょう。時候の挨拶や、拝啓などの頭語は必要ありません。

●「喪中お見舞い申し上げます」と記載

●喪中はがきをいただいたお礼の言葉(弔問した場合はお礼の言葉)

「ご丁寧なご挨拶状をいただきありがとうございました」

「この度はお忙しい中ご丁寧なご挨拶状をありがとうございます」

●不幸を知らずにいた事のお詫びの言葉(※)

「少しも存じあげず、お悔やみのことばも申し上げずに失礼いたしました」

「少しも存じあげずにいたことをお許しください」

●故人の冥福を祈る言葉を入れる

「お悔やみを申し上げますとともに、〇〇さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます」

「遅ればせながら謹んでご冥福をお祈り申し上げます」

「心から追悼の意を表し、安らかにご永眠されますようお祈り申し上げます」

●年賀状の挨拶を控える言葉(※)

「服喪中と存じ、年頭のあいさつを控えさせていただきます」

●遺族を慰め気遣う言葉や励ましの言葉

「どうぞお体に気をつけて新しい年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます」

「ご家族様にはさぞお力落としのことと拝察しますが、どうか穏やかな新年を迎えられますよう心からお祈り申し上げます。」

●間違えて年賀状を送ってしまった場合、お詫びの言葉

「また、知らぬこととはいえ、年賀状を差し上げてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」

(※)をつけた文章は、省略しても問題ない内容です。より心のこもったものにするためには、家族が知らない故人との思い出や人柄などについて一言添えるとよいでしょう。

喪中見舞い2

喪中見舞いにお供えの品物を送る方法

品物に添える言葉

お供えの品物を一緒に送る場合は、上でご紹介したような言葉に加え、以下のような文章をつけ加えます。

「心ばかりのものではございますが、〇〇様が好きだった〇〇をお供えください。」

「心ばかりですが〇〇を贈らせていただきますのでお供えいただければ幸いです。」

品物の内容

品物を贈る場合は、3,000~5,000円程度のものを選びましょう。これは、自分の気持ちを伝えるだけでなく、贈られた側が負担に感じない程度の金額感です。贈るものは、花や線香など仏壇に飾れるものやギフト券や花券などがおすすめです。喪中見舞いは、故人の死から時間があいてしまって香典を送るタイミングがなかった場合にも有効です。

喪中見舞いを送るという習慣は、友人、知人に故人の死を知らせず、親族のみで葬儀を行うことが多くなったことにより、これまで無かった新しい習慣として、近年になって少しずつ増えてきたものです。喪中見舞いを送るということ自体を知らない人もまだ多いのが現状ですが、寒中見舞いと同様に、もらって嬉しかった、励みになったという遺族の声も聞こえます。遺族へ故人の弔いの気持ちを伝えるための方法として覚えておきましょう。

喪中見舞い3

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