facebookでシェア twitterでシェア
お清めの塩とは

お清めの塩の意味
葬儀が終わる際には、お香典返しや会葬礼状などと一緒にお塩を渡されることがあります。このお塩は「お清めの塩」と言われ、お葬式から帰宅した際に自宅の玄関先で体に振りかけ、身を清めるために使われます。お清めの塩は、たいていの場合葬儀の最後に配られますが、大規模な葬儀の場合には、出口付近に塩が敷き詰められ、塩を踏んでから葬儀場の外へ出られるようになっていることもあります。

 

おきよめの塩

 

お清めの塩の由来
昔の日本では、天災や病気などの良くないことが起こった時、塩で身を清めて厄を逃れるという風習がありました。特に、神道では「死」を穢れたものとして捉えられていたため、葬儀後は穢れを取る目的で海に入ってみそぎを行ったり、体に塩を振ったりして身を清めたと言われています。古来の日本では神道信者の方が多かったため、その名残が「お清めの塩」として残っています。さらに、昔は現代に比べて衛生的な環境が整っていないという背景も加わり、腐敗を遅らせたりする効果がある塩を振る行為には、大変重要な意味があったようです。
ただし、神道の言う”穢れ”というものは、故人自体を指すのではなく、死を招いた”邪気”を指しています。決して”故人の霊を祓うという意味ではない”ということを覚えておきましょう。

 

お清めの方法

 

【1】手を洗う
お清めの塩を振る前には、手を洗います。葬儀へ行かなかった人が家にいる場合には、その人に柄杓で手に水をかけてもらいましょう。この手順は、省略されることもあります。

【2】玄関に入る前に行う
お清めを行う場合は、必ず玄関の敷居をまたぐ前に行います。玄関の中に入った後で行うと、既に穢れが家の中に入ってしまうことになります。人の目が気になる方や玄関先を汚したくないという思いがあったとしても、玄関を入る前に行う方が良いでしょう。

【3】胸、背中、足元の順で塩を振りかける
お塩を体に振る際は、胸、背中、足元の順に振りかけます。塩をひとつまみしてそれぞれの場所に振りかけ、その後は手で軽く振り払いましょう。単身の方は自分で振りかけますが、同行者やご家族の方がいらっしゃる場合はその方に振りかけてもらいましょう。

【4】足元の塩を踏む
体の3か所に塩を振り終えたら、最後に足元にある塩を踏んで終了です。

お清めの塩が残ったら、お料理に使いたいと思われるかも知れませんが、お清めの塩は食用として作られておらず、「非食品」です。食用としての基準を満たしておりませんので、庭に撒いたり、生ごみの殺菌用として撒いたり、そのまま捨てることをおすすめします。

 

おきよめの塩2

お清めの塩に関する最近の変化

現代の日本で最も広く伝えられている宗教と言えば、仏教です。仏教では、成仏した後は仏になるという考えが根本にあるため、生と死をひとつの世界として捉え、死も穢れたものではないと考えられています。塩を振るというお清めの行為は、昔ながらの風習として仏式の葬儀においても行われていますが、最近の仏式葬儀では、仏教の考えを大切にし、死を穢れとして行われるお清めは行わないことも増えてきています。
同時に、提供される葬儀内容にお清めの塩を含めない葬儀社も増えていますので、注意が必要です。葬儀でお清めの塩を配りたいという意思がある方は、葬儀社のパッケージに含まれているかどうかを確認し、なければ追加してもらうか、自身で用意するなどの対処法を考えましょう。逆に、葬儀に参列した後には必ずお清めをしておきたいという方は、念のため自身で塩を用意しておくことをおすすめします。
お清めの塩はまた、宗教の考え方だけでなく、地域に伝わる昔ながらの風習などによって左右されることもあります。そのため、神道の葬儀であっても、お清めの塩がない場合もあり得ます。あらゆる場合に対処するためにも、予め確認するか、塩を用意しておくと良いでしょう。

 

お清めの塩2

 

 

 

 

関連する記事

Related Articles

お葬式の豆知識

カテゴリで記事を探す

Category Articles