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天台宗のお葬式

天台宗のお葬式

一口に「仏式」と言っても、仏教には様々な宗派があります。ここでは、天台宗の成り立ちと特徴、天台宗のお葬式についてご紹介します。

 

天台宗とは

天台宗は、法華経を経典とする大乗仏教の一派です。

仏教の宗派は「大乗仏教」と「小乗仏教」の二大宗派のいずれかに分けることができ、「大乗」とは大きな乗り物のたとえです。

どんな人でもその乗り物に乗れば救われるという考えがあるため、天台宗ではどんな人でも悟りを開くことができ、悟りを開くことができれば仏となって安楽を得ることができるという教えが根本となっています。

天台宗は中国の隋で智顗(ちぎ)が開祖となって開かれた宗派で、智顗は18歳で出家したのち575年以後に天台教学を確立しました。晩年は天台山に籠って弟子の育成に努めたため「天台大師」とも呼ばれ、天台宗の高祖とされています。

 

天台宗の教祖

天台宗を日本に広めたのは最澄(さいちょう)です。

幼少時期から信仰心が厚く、14歳で仏門に入ってから休むことなく厳しい修行と勉学に励むうちに、天台山に入って天台宗を学びたいと考えるようになります。

最澄は804年に中国に渡り、天台山に入山して天台教学を学びます。「すべての人が仏になれる」という教えに大きく共感し、日本へ帰国後は設立許可を得て比叡山に天台法華円宗を創設しました。国に正式に認められたこの日を「日本天台宗」の始まりとし、多くの天台宗の寺院で記念の法要が行われています。

 

天台宗の教え

天台宗では、以下の教えを唱えています。

第一…全ての人は皆、仏の子供と宣言しました。(悉有仏性)

第二…悟りに至る方法を全ての人々に開放しました。

第三…まず、自分自身が仏であることに目覚めましょう。

第四…一隅を照らしましょう。(一隅を照らす運動)

※天台宗公式ホームページより抜粋

 

このように、天台宗ではすべての人が悟りを開くことができると教えており、その道は常に開かれているとされています。

 

念仏

天台宗では、「南無阿弥陀仏」を唱えます。

 

本山

本山は京都市と滋賀県大津市にまたがる比叡山延暦寺です。

 

天台宗1

 

天台宗のお葬式

天台宗では、すべての人が仏になれるとされているため、葬儀にあたって仏となるための準備をするのが特徴です。

洒水(水)塗香(香り)で身体を清め、「剃髪式」を行います。剃髪式は煩悩を捨て去る出家の儀式として行われるため、実際に剃髪はせずに故人の頭に剃刀を当てて行います。

 

お葬式の流れ

天台宗のお葬式は、「受戒」と「引導」を中心に行われます。

「受戒」では、仏教の基本である三帰受戒と言われる三つの戒めを受けます。これを受けることで、僧として仏門にはいったと認められます。

「引導」では、この世での執着をすべて捨て、浄土に旅立つために導師が「菩薩戒偈」を唱えます。

引導の後には、下炬(あこ)を行います。下炬とは、導師が松明(たいまつ)を持ち、空中に梵字と円を描いたあと、遺体を焼く燃料に火をつける儀式のことを言います。実際に火をつけることはなく、火葬の前に行う一つの儀式です。

最後に南無阿弥陀仏を十回唱えて(十念)お葬式は終了となります。

 

天台宗3

天台宗のお葬式のマナー

 

焼香

天台宗の焼香のマナーは以下の通りです。

仏前で合掌・一礼

親指と人差し指、中指の三本で焼香をつまむ

額の前で押し頂く

香炉に入れる

 

上記を三回繰り返したら、合掌、一礼して戻ります。

回数については、念じる思いを大切にする考えがあるため、あまり重きが置かれていません。一回または三回とされることが多いようです。

 

数珠

平玉と言われる薄い円形のものを使います。持ち方は、通常は左手の親指と人差し指の間に下げるようにします。

菩提寺によって作法が異なることがありますので、気になる場合は導師や葬儀社に尋ねてみると良いでしょう。

 

天台宗2

 

 

 

 

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