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檀家を辞める―離檀とは

檀家離れが進む昨今。「檀家になるべきか」では、檀家のメリット・デメリット、墓檀家についてご紹介しました。
では、考えた末に檀家を辞める―離檀(りだん)を決めた場合はどのようにすれば良いのでしょうか。ここでは、離檀についてご紹介します。

檀家制度のはじまり

檀家制度は江戸時代に定められた宗教統制政策の一つ、寺請制度に関連して生まれた制度です。当時は必ずどこかの檀家に所属しなければいけないという決まりがありました。また、先祖代々の宗派を変えられなかったため、改宗が許されないのが常識だったのです。

そのため自分自身には自覚がなくても、お寺にお墓があればどこかの檀家に所属しているはずです。

しかし、憲法20条で「信教の自由」が保障されるようになってからは、この制度は廃止されました。

さらに最近では宗教離れが進み、檀家と関わるのがお葬式や法要などの限られた機会であるのに、檀家である必要性を感じない人が増えています。

寄付を要求されたり、檀家料を支払い続けなければいけないことに対する負担が大きいこともあるでしょう。

憲法で定められた自由ですから、現在は必ず檀家になる必要もなく、檀家を辞めたり、他の寺の檀家になったりすることには何も問題はありません。

 

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離檀の方法

まずは親戚に確認する

檀家を辞めることを決めたら、まずは親族に相談してみましょう。

核家族化した現代ではさほど気にする必要はないかもしれませんが、先祖代々一族でお世話になっている寺院であるといった可能性もあります。

一族が引き続き檀家であるのに対し、何も知らないうちに他の親族が檀家を辞めていたというのはあとあとトラブルになりかねません。

 

寺院に相談する

檀家を辞めますと言う前に、相談という形で寺院に話をしてみると良いでしょう。会社勤めで考えれば、突然辞表を渡すのではなく、まずは辞意を伝えるイメージです。

今まで関りの無かった相手に相談というのも違和感を感じるかもしれませんが、先祖代々お世話になった寺院であることは間違いありません。自分個人ではなく、先祖からの関わりを考えれば、離檀を相談するのは自然な流れだと言えます。

その際の理由は、以下のような内容であるとスムーズかもしれません。

 

両親が亡くなり、自分は遠方で暮らしているため墓を移したい

跡継ぎが自分だけだが、婚家の宗派に改修しなければならない

お墓を維持できないため、墓じまいをしたい

 

こういった手順を省いたために寺院と揉めてしまうケースも少なくありません。辞意のみを伝えたら、僧侶が怒り出してしまったというのもよく聞く話です。

離檀にあたっては、先祖代々お世話になった感謝の気持ちを込めて相談するのが一番です。

書面を送付する

寺院によっては、書面で離檀の旨を提出してほしいと言われる場合があります。会社で言えば、退職願いを提出するイメージです。書式があればそれに従い、書式自由と言われたら以下の内容が網羅されていれば問題ないでしょう。

表題は「離檀届」とし、以下の内容を記載します。
1)離檀の意志

2)離檀の理由(一身上の都合により、等でOK)

3)離檀の時期

4)離檀届提出の日付と署名、捺印

 

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離檀した場合、寺院の墓地にお墓を持ち続けることはできません。改装(遺骨を別の墓に移動させること)するか、散骨するかなど、遺骨の処理を考える必要があります。もし改装する場合は、別の場所にお墓を用意する費用が掛かりますので注意が必要です。

また、檀家を辞める際、中には離檀料を請求される場合があります。次回は、離檀料についてご紹介します。

 

 

 

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