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浄土宗のお葬式

浄土宗は、日本十三宗の一つで、浄土系四派の一つです。「浄土宗と浄土真宗」では、よく間違えられる二派の違いについて説明しました。

ここでは、浄土宗の成り立ちとその特徴についてご紹介します。

浄土宗とは

浄土宗とは、法然上人(ほうねんしょうにん)を開祖とする、平安後期に開かれた浄土系の宗派の一つです。浄土系には他に浄土真宗融通念仏宗時宗があり、そのすべてが大乗仏教の教えに基づいています。

仏教はその思想から大乗仏教と小乗仏教に二分できますが、大乗とはその名の通り「乗る」ことを示しています。船を例えにすると、小さな船よりも大きな船のほうがたくさんの人が乗ることができます。大乗仏教は、より多くの人が救われる為にどのようにすればよいかを教えとしており、自力ではなく仏の力=他力で救われるという「他力本願」が特徴です。

法然上人は幼少にして父と死別し、その後出家して比叡山に上った後は仏教の教えや学問の勉学に励んでいました。

法然上人はただひたすらに仏に帰依すれば誰でも必ず救われると説き、比叡山を降りて「いつ何時でも南無阿弥陀仏を口にして唱えれば、必ず仏の救済を受けることができる」と教えました。念仏を唱えるとことを大切にしている点は浄土系四派に共通した特徴と言えます。

 

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民衆に仏の教えを広める

当時の比叡山は貴族による俗化が進んでいましたが、法然は貧しい民衆にこそ仏の教えを広めようとし、その考えによって様々な弾圧を受けました。

法然のもとで学んでいた弟子たちはこの弾圧によって散り散りになり、それぞれに法然上人の教えの布教を続けましたが、法然上人の死後は少しづつ自分の解釈が含んで行ったために、鎮西派、白旗派、西山派などの宗派に分離したと言われます。

 

開祖

法然(源空)

 

本山

華頂山知恩院

 

経典

浄土三部経(『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』)

 

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浄土宗のお葬式

浄土宗のお葬式は、「序分(じょぶん)」「正宗分(しょうじょうぶん)」「流通分(るつうぶん)」「受戒(じゅかい)「引導(いんどう)」によって構成されています。必ず決まった順序や形式があるわけではありませんが、中でも一番重要とされているのが「引導」で、お葬式は引導を中心にして進みます。

 

下炬引導(あこいんどう)

浄土宗の儀式では最も重要とされています。下炬引導は故人を浄土に導くために引導を渡す儀式で、火葬の点火を導師が行います。現在の火葬は火葬場で行われるため、実際の点火はせず儀式のみ行われます。

松明に見立てた法具を二つ手にとり一方を捨て、一方の松明で円を描き、「下炬の偈(あこのげ)」を読み上げたあとにもう一本も捨てます。

 

念仏一会(ねんぶついちえ)
浄土宗のお葬式では、導師だけでなく参列者全員が「南無阿弥陀仏」を10回~一定時間称えます。

故人に代わって、故人の救済を仏に願う為に唱和する念仏です。

 

お焼香

浄土宗のお焼香の回数には特に決まりがなく、通常1~3回とされています。

 

仏前で合掌・一礼

親指と人差し指、中指の三本で焼香をつまむ

額の前で押し頂く

香炉に入れる

 

その後合掌・一礼して席に戻ります。

 

数珠

浄土宗の正式な数珠は二つの輪が交差する二連の形の数珠で、他の宗派と比べても珍しい形です。浄土系の中でも浄土宗と時宗のみがこの形を正式な数珠としています。

念仏の際は福玉の入っていないほうの輪を左の親指以外の四本の指にかけ、福玉の入っている輪は人差し指を抜いた残りの三本にかけ、そのまま握ります。

合掌の際両手を合わせて親指を立て、親指側に二つの輪をかけるようにします。

 

 

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