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融通念仏宗のお葬式

融通念仏宗(ゆうづうねんぶつしゅう)は日本十三宗の一つで、浄土宗の一派です。ここでは、融通念仏宗の成り立ちと特徴についてご紹介します。

融通念仏宗とは

融通念仏宗は仏教日本十三宗の一つで、大念仏宗とも呼ばれます。

平安時代後期に、天台宗や真言宗に次いで日本で六番目に成立した仏教として、古い歴史を持っています。浄土系四派の中では最も古く、鎌倉時代に相次いで成立した浄土宗や浄土真宗、時宗の先駆けとなった宗派です。

他の宗派が中国から伝来したものであるのに対し、融通念仏宗は唯一日本で発祥した宗派と言われています。では、その成り立ちを詳しく見ていきましょう。

融通念仏宗の成り立ち

融通念仏宗の開祖は良忍上人(りょうにんしょうにん)で、平安時代の僧侶です。
良忍は12歳で比叡山に入り、天台学をはじめとする多くの学問を学びました。
しかし比叡山が貴族の影響で俗化の傾向にあったことを嫌い、23歳の時に隠棲してひたすら修行に励みます。
46歳の時に仏のお告げを受け、人々が来世ではなく現世に救われるための術として「一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行 是名他力往生 十界一念 融通念仏 億百万遍 功徳円満」を授かりました。

これを持って良忍上人は融通念仏宗を開いたとされています。

 

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融通念仏宗の特徴

日本発祥の唯一の宗派

融通念仏宗の発祥は平安時代後期で、天台学を学んだ良忍上人によって開かれた日本発祥の宗派です。
多くの宗派は僧侶が中国に渡って教えを学んだ後に日本に伝えたもので、良忍上人のように日本で修行を重ねた僧侶が開祖となって成立した宗教は融通念仏宗のみと言われています。

良忍上人が学んでいた華厳経や法華経が元になっているため、来世ではなく現世で往生することが教えの基本です。

 

融通念仏

融通念仏宗の教えでは、現世での往生を目的とし、その上で人と人、物と物は全て相互に融通しあっていると考えられています。一人一人の力は小さくとも、心を合わせて一つの念仏を唱えることによって大きな力となり、現世での往生が成し遂げられるという考えです。

それを表したのが、「一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行 是名他力往生 十界一念 融通念仏 億百万遍 功徳円満」という教えです。

別名大念仏宗と言われる通り、念仏をとても大事に考えていることが大きな特徴となっています。

 

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開祖

良忍上人

本山

大阪市平野 大念仏寺

経典

華厳経、法華経、阿弥陀経

融通念仏宗のお葬式

南無阿弥陀仏を唱える

融通念仏宗は浄土宗の一派であるため、お葬式の作法も似ています。参列者一同で「南無阿弥陀仏」を称えるのは、融通念仏の教えに基づいているものでしょう。

 

焼香

融通念仏宗のお焼香は3回とされています。

 

1)遺族と参列者にそれぞれ一礼する

2)一歩前に進んで合掌し、本尊に一礼する
3)焼香を一つまみして額に押し抱き、香炉にくべる

4)3回繰り返したら一歩下がって一礼する

 

参列者が多いときは1回に省略されることもあります。

浄土系4派の中では最も歴史の古い融通念仏宗ですが、時代の流れとともに少数派となり、そのお葬式に参列する機会も多くはありません。融通念仏宗でお葬式を出したり、参列する機会があるときは菩提寺や葬儀社に確認して進めると安心です。

 

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