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自宅や寺院でお葬式が行われなくなった理由

以前は自宅や寺院で多く行われていたお葬式ですが、様々な事情で葬儀場での施行にシフトしています。自宅でのお葬式が減少傾向にある理由の一つは、住宅事情の変化です。

都心ではマンションなど集合住宅で暮らす人が増えたこと、棺を搬入するための業務用エレベータが設置されていない場合は遺体を運び込むことが困難であるという問題があります。

また戸建てであったとしても、遺体を安置したりお葬式を行えるスペースが無いといった問題があり、物理的に自宅でお葬式を行うことが困難になっているというのが現状です。隣近所との関係が希薄になってきている昨今では、家族や親族以外のサポートが受けられないことも自宅でのお葬式が減少している理由の一つでもあります。

寺院でお葬式が行われなくなった理由で一番大きいのは、檀家離れでしょう。

檀家制度は江戸時代に定められた宗教統制政策の一つ、寺請制度に関連して生まれた制度です。当時は必ずどこかの檀家に所属しなければいけないという決まりがありました。また、先祖代々の宗派を変えられなかったため、改宗が許されないのが常識だったのです。そのため自分自身には自覚がなくても、お寺にお墓があればどこかの檀家に所属しているはずです。

しかし、憲法20条で「信教の自由」が保障されるようになってからは、この制度は廃止されました。さらに最近では宗教離れが進み、檀家と関わるのがお葬式や法要などの限られた機会であるのに、檀家である必要性を感じない人が増えています。

寄付を要求されたり、檀家料を支払い続けなければいけないことに対する負担が大きいこともあるでしょう。こういった背景から離檀が進み、檀家でお葬式を行うケースは都心を中心に減少を続けています。最近では檀家でなくてもお葬式を受付けてくれる寺院もありますが、宗派が違う場合は基本的に対応してもらうことができません。

 

葬儀社の意味

そこでお葬式の施行対象として増加しているのが葬儀場です。葬儀場は営利目的で企業や宗教法人が営むもので、お葬式を行うことを専門にした施設です。これを有する企業を総じて「葬儀社」と呼びます。葬儀社はお葬式の施行を専門に行っている企業か、多角経営の企業が専門の部署を作ってお葬式を提供しており、専門の会場と専門のスタッフを保有しています。

一般に喪主や施主がお葬式に関する経験が豊富なことは少なく、また大切な家族を亡くした後と言う精神的には不安定な状態にあります。

そういった時、お葬式のプロフェッショナルである葬儀社は非常に心強い相手だと言えます。葬儀社の多くは24時間365日問合せを受付けており、予測できない突然の家族の不幸にも電話一本で対応してくれます。また、お葬式には地域によってマナーやしきたりの違いがありますが、葬儀社はこういった内容にも精通しているため、分からないことや困ったことには何でも相談できるというのも利点でしょう。

葬儀社の役割

葬儀社は、基本的にはお葬式に関わることの全てをサポートしてくれます。但し、プラン内に含まれているかいないかで費用が変わってくる場合がありますので、依頼する内容には詳細の見積もりを出してもらうようにしましょう。以下に葬儀社がサポートしてくれる内容をご紹介します。

 

遺体の搬送

病院で亡くなる人が8~9割と言われる中、臨終から遺体の搬送は数時間以内に行う必要があります。時間が無い中で搬送先を考えるのは大変なことですが、葬儀社は24時間365日、電話1本で駆けつけてくれます。お葬式を依頼することが決まっている葬儀社の場合、半径10km以内の搬送はお葬式のプラン内で受付けてくれる場合もあります。検討の末、別の葬儀社でお葬式を行う場合でも、搬送費用を支払えば対応してくれます。

 

遺体の安置

昨今の住宅事情から遺体の安置場所の確保が難しいため、安置室のある葬儀場へ安置するケースは増えています。その点多くの葬儀場には安置室が併設されていますので、遺体の搬送から安置まで一貫して依頼することができます。

 

納棺の対応

納棺に必要な湯灌エンバーミング、納棺の儀も対応可能です。

お通夜・お葬式の施行

豊富な経験とノウハウから、遺族の希望にあったお通夜やお葬式を提案、施行してくれます。宗派の確認や僧侶の手配はもとより、予算に合わせたお葬式の組立を全面的にサポートしてくれます。

多くの葬儀社ではセットプランを提供していますので、内容が希望と合っていればセットプランを依頼するのがお得でしょう。お葬式に必要な設備は全て整っており、また棺や骨壺、仏具なども希望に応じたものを手配してくれるので安心です。

 

火葬場の手配

多くの場合お葬式のあとに火葬を行いますが、火葬場の手配や予約も行ってくれます。火葬場は友引に休業するなど、火葬場独自のルールがあり、一般の利用者が手配する場合は注意が必要です。その点葬儀社は火葬場の休業日なども詳細に把握しているため、お葬式の日程と合わせて調整をしてくれます。

 

書類の準備、手続きの対応

人が亡くなって遺骨を埋葬するまでの間には、死亡届や火葬許可証などの様々な書類が必要です。葬儀社は様々な対応に追われる遺族に変わって書類の準備、記入、役所への提出などを代行、またはサポートしてくれます。

 

後飾りの準備

火葬が終わった後、四十九日が終わるまでは後飾り祭壇に遺骨を安置します。後飾り祭壇の手配や設置も葬儀社が行ってくれます。遺骨を埋葬したあとは、電話一本で回収に来てくれます。

このように、葬儀社はお葬式に関わるあらゆることに関してのサポートをしてくれる心強い存在です。但しサポート内容は葬儀社によって異なりますので、まずは詳細を問い合わせてみると良いでしょう。

 

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